講談社ラノベ文庫<br> 一ナノ秒のリリス

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講談社ラノベ文庫
一ナノ秒のリリス

  • ISBN:9784063814620

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内容説明

ある暑い夏の夜。赤羽一希がいつものコンビニで見たのは、血の海に沈んだたくさんの死体と、その中心で泣きじゃくる黒髪の少女の姿だった。混乱する一希の前に、さらに武装した兵士達がやってくる。一希はリリスと名乗ったその少女を連れて夜の街を逃げ出すが、逃走空しく、リリスは連れ去られてしまう。――翌日。連れ去られたはずのリリスが、一希の学校に転入生として現れた。だが、彼女は何かを隠しているようで……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

24
コンビニでたくさんの血まみれ死体と、その中心で泣く少女・リリスと出会った病弱な少年・赤羽一希が、転入してきた彼女と再会する一夏の物語。シーンごとの描写にはわりと光るものがあってポテンシャルを感じましたが、それらを繋げるストーリーや設定といった部分を、もう少し丁寧に積み上げられると良かったですかね。この手の物語にしては珍しい、ハッピーエンドでもなく悲劇でもない余韻の残るエピローグは印象的。しかしまさにそれを書くために組み込んだ様々な設定が、一方でいろいろと物語を難しいものにしてしまったようにも感じました。2015/05/02

nawade

8
★★☆☆☆ またも、エロゲライターからの転籍組。スゴイ、これ程突っ込みどころの多い本は久しぶりだ!失笑を抑えられない。幾ら時間の認識が遅くなっても1ナノ秒で動いたら生身の肉体が持つわけ無いだろ!正義の軍隊(笑)の設定ヒドすぎる。なんだこの裏切ってくださいとばかりのご都合主義な命令は?エースに対してこれはない。級友の豹変ぶりもギャグレベル。幼馴染の要らない子ぶりも半端ない。読み終えた後、これはヒ・ド・イと叫びたくなること請け合いなボーイ・ミーツ・ガール。作者がラストシーンを描きたかったことだけはよく分かる。2015/05/02

サエズリ割津

7
ボーイミーツガールで逃避行物か思ったら微妙に違った。思ったよ能力バトル展開があったのがなんとも言えない。悲劇によらず寂しさの残るエンディングは嫌いじゃないけど。なんというか色々微妙でした。2015/06/06

ブー

7
ひと夏の、ボーイ・ミーツ・ガール作品って感じでしょか。たったひと夏の少年と少女の出会いと別れの物語。なんとか上手くまとめた感じ。少年の記憶の底にある少女の想い出という落とし所は、古典的なラノベ作品って感じでしょか。ラノベ初心者には、良い作品だと思います。2015/05/04

T

6
ある暑い夏。赤羽一希はリリスと名乗る少女と出会う。何事もなくすぎる日常の中に混ざり込む非日常。本来起こり得ない出会いが巻き起こす一夏のボーイ・ミーツ・ガール物語、開幕。日常を生きる一希と非日常を生きるリリス。本来出会わない二人が、日常を通じて絆を深めていき、非日常で立場ゆえに葛藤にしながらも、平和な幸せを掴もうと最後まで抗う物語で面白かったです。2021/12/27

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