内容説明
仕事一筋なのにヒットが出ない漫画家・覚本敬彦は、独身仲間に説得されて結婚相手を探す合コンに打ち込んでいた。社内恋愛に悩む担当編集者の綾子、不倫を終わらせたい人気漫画家・優、婚活中のOL・奈留美との交流を経て、本気じゃなかった彼にも恋の予感が到来。繰り返しの毎日を変えてくれるたった一人の「誰か」を求めて奮闘する六人の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
71
結構期待して買ったのに、入り込み難い上に乗り難い小説で、(今のところ)だいぶガッカリ。話の展開も読みにくいよ。いや、読み易過ぎと言うのが正しいのか?この調子で下巻もダラダラと盛り上がりなく最後まで行ってしまいそうで心配。別の本を挟んで気分をリセットしよう。2015/12/16
ワレモコウ
50
漫画家・覚本とその周りの長谷部・玉石・相馬が、婚活のため合コンに勤しむ様をコミカルに描く。 雫井さんの、軽めの恋愛物は珍しくて購入。テンポも良くて、登場人物が多い割には混乱せずに読めた。下巻へ。2023/01/22
mincharos
38
雫井さんが恋愛モノ?と意外に思って読んだ。なかなか面白い。「途中の一歩」って?と思っていたけど、その意味も分かり、いい言葉だなと思った。婚活の話はいくつも読んだけど、男性の婚活は初めてかも?誰と誰がくっつくのか?とか、単純に続きが気になる!下巻へGo!2020/09/29
絹恵
36
今ここにないものを創り続ける痛み、求められても求められない苦しみ、それらが昨日とは違う明日に繋がるのなら、今日の情けない話や不安の本音を吐くことを、自分自身で許すこともまた必要なのだと思います。確信が持てなくても、諦められないから一歩を踏み出す、その一歩の理由はずっと自分で持っていたのかもしれない。特別は自分で創るのだから。2015/05/04
すたこ
29
★★久しぶりの雫井作品ということで楽しみにしてたけれど、可もなく不可もなく…。盛り上がりがなく、雫井作品ぽくないような。微妙。下に続く。2016/05/18