文春文庫 警視庁組対五課 大地班 ドラッグ・ルート

著者名：森田健市

文藝春秋（2015/05発売）

• ISBN：9784167903558

内容説明

大地清隆率いる警視庁組対五課「大地班」は、薬物捜査を手掛けるスペシャルチーム。地道な内偵捜査により捜査線上に浮かび上がってきたのは、以前、摘発した中国からの密輸事件の中心人物でありながら、最終的には逃げられた人物だった。思わぬところで繋がった「ドラッグ・ルート」を辿る大地たちに内部告発者からもたらされたのは、極秘取引の情報……千載一遇のチャンスを前に大地は大きな〝賭け〟にでる。そして裏切りと罠に血塗られた悲劇が幕を開ける……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ｼ也]

組対が舞台の作品ではあるが、暴力団ではなく最近メジャーになりつつある薬物犯罪がテーマの作品。中国人の名前の分かりにくさを除けば楽しめる作品であった。最近でも薬物に関する事件が報道されるし、警察小説業界でもこのテーマが美味しくなりつつあるのか。しかし華僑や中国の組織は詳しくないので、そこの解説がもうちと欲しかった。ラストの微妙なところで終わる海外ドラマみたいな感じはなんとも...

2016/08/16

[シアン]

警察がメインなのに、最後のしてやられた感が半端ないのが納得いかない。うまく料理すれば面白くなりそうなだけに、とても残念。

2016/03/02

[qsan]

新感覚警察小説といううたい文句に惹かれて読んでみました。中国人の名前が分かり難いのと、ストーリーが入り組みすぎてスピード感に欠ける。期待が大きかった反動で、ややがっかり。

2015/05/31

[こいきんぐ]

中国の話ですか？最後のカオスぶりは面白かったが、もう少しのびしろがあったのでは。読み易くてよかった。

2016/09/12