内容説明
「初段が四段を倒す意外性が奇襲の醍醐味と言えるでしょう」(まえがきより)
ネット将棋を始め、時間の短いアマチュアの将棋では自分だけが詳しく知っている戦法に持ち込むことはそれだけで大きなアドバンテージとなります。それを容易に可能にする「奇襲戦法」が将棋にはいくつか存在しています。ひとたび奇襲戦法の狙い筋が炸裂すれば、実力差を跳ね返して勝つことも決して難しくありません。
本書は飯塚祐紀七段が振り飛車系の奇襲戦法を10個紹介したもの。原始中飛車、鬼殺し、角頭歩、パックマン…。これらをマスターして実戦で使えば、特にネット将棋では強い味方になるでしょう。奇襲の良さはハマれば勝てるということもさることながら、指していて楽しいことも大きな要素。自らの土俵に相手を引きずり込んで快勝できれば、これほど楽しいことはありません。飯塚七段の授ける10個の武器から、自分に選ぶものを見つけて、ぜひ日々の将棋で使ってみてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
20
奇襲振り飛車戦法の解説。 珍しい角頭歩戦法が載っていて、これで覚えた。鬼六流どっかん飛車、なんて笑っちゃうような?戦法もあって楽しい。 ただ、どれも触りの部分で、深堀りはしてないので、角頭歩は専門の定跡書を読まないとまだマスターできないと思う2023/08/30
急いで突厥
15
悔しいのでいろいろと再勉強中。 石田流に磨きをかけることにした。2015/01/28
higurashi_jp
9
この戦法使ったらめちゃくちゃ勝てる!2019/01/07
むむむ4yyk
7
扱う内容が創元社ぽいぞwwマイナビどうしたと思って読み進めてくうちコラムに将棋ウォーズについて出てきた。なるほど、そういう層にターゲットを置いているんだな…。2014/12/26
アキオ
5
定石から外れたら上級者なら咎めて勝ちになるんだろうが、地の力がないからぐだぐだになってしまう。全然書いてる通りのパターンまでいかないから読んでも活かせない。読むレベルに達してなかったんだなと思いきや、ネットで指してたら本書に出ていた原始中飛車に対抗する図が現われた。本に書いてあった通りの方法で反撃してやった。決まった! が、そこから負けた。つまり本書は基礎ができている人向けです。2015/02/20