内容説明
本書は「猫にまつわる感動体験」を通じて、登場人物が学び、成長していく全4話からなる小説です。「電車の中では読まないで下さい。ラスト30ページ、衝撃の結末に号泣しました」(34歳・女性)の読者コメント通りの感動物語。奇妙な猫との出会いを通して、登場人物が「生きるとは?」「家族とは?」「働くとは?」など人生を深く哲学していく4つのストーリーで展開していきます。それぞれのストーリーは独立しながらも関連しあい、最終話まで読むと一つの大きな物語として完成されます。衝撃のラストは、涙なしには読めません。思いっきり泣いた後、本当の幸せに気づく、そんな「気づきのある物語」です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
83
新聞掲載の広告を見て手にとった一冊。いろいろな猫が登場人物を繋ぐ4つの連続短編集です。あり得ない偶然と、巧妙に仕組まれた必然の数々。この設定は、映像として見たら感動するだろうけど、小説で読むに作りこまれ過ぎな気がしました。「号泣します」との触れ込みだったけれど涙は出ず...。とは言え、人と人の出会いと繋がりは奇跡だなぁと改めて実感できました。2016/05/30
miww
79
2時間くらいでサクッと読める。猫を通じて人との絆や奇跡を描いている作品。小説と身構えずに読むとちょうどいい感じかな。少しウルウルさせれラストは綺麗にまとめてある。門倉が言っていた「生かすことができたお金は消えることなく返ってくるんだ」のくだりはお金を使う時の判断材料になる、というかそういう使い方をしたいなと思った。2016/02/15
やな
75
ちょっと作りこみすぎ感はあったが感動できた。2016/06/08
ミーコ
74
スラスラと読めるのですが、良い言葉がアチコチに散りばめられています。「ねこは、ごはんを何日食べなければ死にますか?」にはドキッ❗としました。親の愛情に代わるものは、どこにもねぇんだよ!のセリフにはズキッ❗何のために生きてるのだろう 生まれたくなかった そう私も何度思った事か・・・ ストーリー的には最後が今一つ感動に欠けましたが 素敵な1冊だと思いました。「この世に産まれたことも奇跡。今日を生きていることも奇跡。」本当に そうだと思います。今を精一杯生きること 大切ですよね。他の作品も読んでみたいです。2016/05/07
えみ
72
お前…何のために生きているんだ?そう問われてすぐに答えを返せる人は一体この世の中にどれくらいいるのだろう。何のために…それが分からないから生きているのかもしれない。子供の頃に母親に捨てられたという記憶を持つ彼らのやり場のない悲懐を果たして誰が救うのか。一冊の「里親探しノート」が奇跡を呼び、保護猫たちが運命を繋ぐ。悲しみの先に待っているのは希望や明るい未来ならいい。だけどきっと悲しみの底で待っていてくれるのは、猫という形をした優しさなのかもしれない。生きることに前向きになれない人たちの心を癒す感動の物語!2023/01/02
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