竹書房文庫<br> ギルドの系譜 下

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader

竹書房文庫
ギルドの系譜 下

  • ISBN:9784801902756

ファイル: /

内容説明

◎待望、〈シグマフォース〉シリーズ第7弾! ギルド、エシェロン、星の一族様々な名で呼ばれ、遥か昔から世界を司る謎の“組織”。最大の秘密とされている〈真の血筋〉に、ついに辿り着く〈シグマフォース〉とグレイソン・ピアース。組織の黒幕は果たして誰か? そして、セイチャンとグレイの関係は?◎神の創りしもの、人の創りしもの。エデンの園には二本の木があった。一本は〈知識の木〉、そしてもう一本は〈命の木〉。〈知識〉を手に入れたアダムとイブ。しかし神は、ふたりに“ 定めのない時を生きられる”命の木の実を与えはしなかった……。◎不死は我々のすぐ近くに来ているのではない――既に我々の手の中にある。2011年『タイム』誌の表紙を次のような文字が飾った。「2045年、人間が不死になる」人類にとって最も新しく最も“禁断”の領域……「永遠の命」。それは人類の叡智の結晶か? 神への冒?か?◎世界を裏で操る〈組織〉の歴史……それはテンプル騎士団から発する。時の流れの中を生き延びるために、〈組織〉は様々に名を変え姿を隠してきた。果たして闇の組織の中心、〈真の血筋〉は、現在、誰に受け継がれているのか……?◆科学的事実に関して――不老不死は、すでに〈現実〉である 二〇一一年二月二十一日、『タイム』誌の表紙に次のような文字が掲載された。「二〇四五年、人間が不死になる」――ありえないと思われるかもしれない。しかし、同様の説を唱える科学者たちがいる。ロナルド・クラッツ博士は著書の中で「大事故や殺人事件に巻き込まれることがないと仮定すれば、人間は今後五十年ほどの間に永遠に生きられるようになるだろう。それは決して夢物語ではない」と述べている。医学、遺伝学、科学技術をはじめ、様々な分野の進歩が人類にとっての最も新しい領域=「永遠の命」に挑んでいる。それはどのように実現し、どんな形を取るのか? 本書の中で、読者の皆さんはその答えを知ることになる。本書で提示した概念は、事実と広範な調査に基づいており、冷戦時代にソ連の科学者によって行なわれた研究を参考にしている。しかし、皆さんがページをめくる前に、先に述べた驚くべき内容について、一つ訂正しておかなければならないことがある。実を言うと、その予測はあまりにも控え目すぎる。“不死”は我々の手が届くところにまで来ているのではない――すでに我々の手の中にあるのだ。◎〈あらすじ〉アマンダ救出作戦が失敗に終わったシグマフォースに閉鎖命令が下る。しかも、不妊クリニックの調査に向かったキャットとリサは行方不明のままだ。ペインターはグレイがもたらした起死回生の切り札――アマンダはまだ生きているという事実を使って、捜索を継続する。グレイたちはドバイ沖合の島にあるギルドの本拠地へと乗り込んだ。だが、アマンダの救出には成功したものの、不思議な遺伝子を持つアマンダの子供はギルドに奪われ、グレイとセイチャンも囚われの身になってしまう。迎えた七月四日の独立記念日、壇上に立つギャント大統領をグレイのライフルが狙う。グレイは大統領暗殺犯になってしまうのか? 不死の力の入手と、恒久の支配の確立を目指すギルドの計画は、着々と実現に近づいていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

149
とうとうギルドとの戦いが決着?謎のロボット軍団が面白い。遺伝子工学、ロボット工学、サイバネティクス。次から次へとアイデアてんこ盛り。さすがはロリンズ。次巻、ギルドが滅びた後に勢いが死なない事を期待したい。実はギルドの首領、上巻の前半で気づいてしまった。それでもつまらなくなることは無かったが。

KAZOO

111
このシリーズも、作者がまだ元気なのでこれからも書き続けてくれるのでしょう。ですので安心して読めます。正義は最後には勝つということです。ただ今回の悪玉の黒幕には、予想がはずれました。どんどん科学が進んでいくような感じで次は何を提供してくれるのだろうという期待もあります。また今回は上巻からでしたが、イヌの気持ちをこの小説の中にも、出してきて犬好きの私には楽しいものでした。スピンアウト作品がアメリカでは出ているそうなので日本でも訳してくれませんかね。2015/10/07

キムチ

50
登場当初からセイチャンは謎めいた感じ・・性ちゃん❓と思うくらいクールビューティ-のイメージだし。それにしてもグレイは頭のコアで醒めている感じ・・セイチャンとの濡れ場も醒めている!巻末にまさかの暴露、セイチャンのルーツが顔を出す。思いがけずワル⇒ヒロインに昇格していく予想が。ロリンズさん、今でも犬の掻把位ならお手の物という獣医さんらしい。なるほど、すれすれのところで、荒唐無稽に向かいそうなラインをぐぃっと理論めかせる。だからファンにとっては安心して筋を追える。0作を入れると8作目、さぁ、次に行ってみよう♪2016/02/11

トムトム

49
犬、良い子だった!ここまで読んだシグマシリーズの中で一番面白かった。人類滅亡を救うとかよりも、シンプルにギルド(敵)VSシグマ(味方)の方が分かりやすい。今回は、とにかく犬のケイン!色々とよく頑張りました。ケインがいなかったら、この作戦は成功していません。よし、この勢いで次読もうっと!2020/03/14

ももすけ

39
とうとうギルドの秘密が明らかに。あまり歴史に纏わる話はなく、ギルドとの最期の戦いといった様相。息つく暇もなく、危機の連続。そして、徐々に明らかになっていく真実。ペインターとリサもようやくハッピーエンドを迎え、もうこれで終わりでも良いのでは?と正直思う…。 面白いのは間違いないけど、あとがきで、次は未来の世界が…というのを読んで、このシリーズもここまで読めば十分な気もする。また、時間をあけると不思議と引き込まれる世界観ではあるけれど。2022/01/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9534594
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす