イースト新書<br> 日本共産党の深層

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イースト新書
日本共産党の深層

  • ISBN:9784781650210

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内容説明

「赤旗のライバルは、読売であり、朝日だ!」と豪語する「しんぶん赤旗」の編集幹部。結党91年、治安警察法下の大正11年7月に東京・渋谷で非合法政党として産声をあげた共産党の本質とは何か。 「ブラック企業は許しません!」ドコドン。「原発のない日本をつくりましょう!」ドコドン。「反自民」の受け皿政党として、平成25年夏の参院選の“第三の躍進”を受け、日本共産党は現在、民主連合政府樹立を視野に入れている。「いよいよ本格的な“自共対決”の時代を迎えた」と志位和夫委員長は強調する。昭和8年真冬、治安維持法下の作家小林多喜二の拷問死をはじめ、戦前・戦後の歴史的考察から今日までの「日本共産党の深層」を党最高幹部への丹念な取材を重ね、いま解き明かす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

21
【読み放題6】『公明党vs.創価学会』の中で何度も共産党が言及されていた為、もう少し知識を深めたく本書を手に取る。味気ない白黒表紙に、あまり期待せず読み始めたが思いのほか面白かった。著者が熟練のルポライターのせいか理念を前面に出さず、党と著名な共産党員との出会いの人間模様を通して共産党の主張を浮かび上がらせる構図で書かれている。共産主義に拒否反応を示す人も、彼らの“ある意味青春”ともいえる物語には共感を覚える筈。今までより少しだけ共産党に親近感を覚えた。どの位?一緒にお酒を飲んで天下国家を語ってもいい位!2016/08/17

Tomoichi

16
完全にタイトルに騙されました。この本、単なる共産党プロパガンダ。よくこの内容で深層って言ったな。第二章日本共産党秘録なんて秘録でもなんでもない嘘デタラメ。著者には是非立花隆の「日本共産党の研究」をお勧めします。あープロパガンダを読むってこんなに辛い苦行とは知らなんだ。最後に良い点は、共産党がどう人民から見られたいか、騙そうとしているか知れるところです。採点不可能。2016/07/26

大先生

12
日本共産党の良い点にスポットを当てた本です。吉良よし子議員の選挙の話から始まりますが文章も読みやすく、タイトルが似ている「日本共産党の正体」という本より面白い。第一回共産党本読書バトル(仮称)、「正体」と「深層」の戦いは、「深層」の勝ちぃ〜(笑)「深層」が広く読まれたら日本共産党員増えますな。共産党が政党で唯一、政党助成金を受け取っていないとか痺れますよ。ただ、中国共産党みたいにはならないって説明をどこまで信じられるのかですね。私は「民主集中制」がある限り危険があると思います。権力の固定も気になるところ。2021/03/12

くまくま

11
日本共産党側からの視点で都合が悪いことは書かれていないようだ。この本だけを読んだ人は共産党っていいじゃないってなりそう。26年発行のこちら、野党再編は数合わせでしかないとあるが、つい最近(希望の党が出るまで)まで模索してましたよね。ぶれる点もあるんですね。2017/09/28

えも

10
負の部分も含めて客観的に書いてあるかと思ったら、ただのヨイショ本だった。まあ、知識はつきましたけどね。2014/06/07

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