「バカダークファンタジー」としての聖書入門

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「バカダークファンタジー」としての聖書入門

  • 著者名:架神恭介【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • イースト・プレス(2015/04発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781607986

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内容説明

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キリスト教徒が全力で見ないふりしてる、聖書の真実。神は気まぐれに人を惨殺し、キリストはチンピラのリーダー、モーセは十戒の石板を叩き割る──! キリスト教の教典『旧約聖書』『新約聖書』は慈愛にあふれた書物というイメージだが、実際は殺す・すねる・嫉妬する・陥れる・後悔すると、クズエピソードのオンパレード。しかも人間だけでなく、絶対の唯一神ヤハウェも普通にやってます。矛盾と残虐行為の向こうに見える、古代の人々が神話に込めた人間臭さが満ち満ちた“聖書”の真実、ご覧あれ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

oldman獺祭魚翁

62
図書館 聖書という、歴史上最大のベストセラーに対して、ツッコミ捲る本。心情的クリスチャンで門徒である僕としては、本来不本意な本の筈……だが、こういう本ダーイスキ(  ̄▽ ̄)! 特に旧約の部分では爆笑に次ぐ爆笑!このキリスト教イスラム教ユダヤ教の基本的聖典は、確かに矛盾に満ちている。新約の福音書に入ると、流石に爆笑度は落ちるが、パウロの書簡で、またおかしくなる。最後の黙示録でまた大爆笑!著者はしっかりと聖書を読み込んでおり、その点は普通のツッコミ本とは、一線を隔している。爆笑したい人にお奨め。2016/05/03

流言

50
文学作品として読む聖書。冒涜的なタイトルだがタイトルそのままの内容である。使徒によって記され後世の信仰者によって解釈された完全無欠のバイブルではなく、人間が人間の手で書き記したテキストとして(作者の言葉を借りれば『ジャンプ感想のノリで』)聖書を読み解いている。ともすれば勝手に深読みしてしまうところに歯に衣着せぬ突っ込みを容赦なくいれていき神秘のヴェールを取り払う感覚が心よく、いかにして信仰が形成されていったのかを実感できる。『僕はイエスをパンクロッカーだと思っている』といった言葉のチョイスにもキレがある。2015/05/09

かおりんご

20
とりあえず読んだものの、ごめんなさい。あまりにもバカにしていると思ってしまいました。確かに、非信徒が読んだら突っ込みどころ満載だけれど、これを信じている人たちがいると思ったら、ここまでこき下ろすのはどうかと思ってしまいました。いろんな文献に当たって書かれているのは分かるので、適当に解釈しているわけではないのだとは分かるんですけどね。矛盾があったとしても、世界中の多くの人たちが心のよりどころにしている書物なので、この話はこの話と、割りきった方が良さそうです。2018/01/22

Saku

16
愛を説くキリスト教の神、ヤハウエさぞや慈悲深い神かと思いきや、何て邪神っぶり。愛してるって言わなきゃ殺すを地で行くは気まぐれで大量殺戮するはの恐ろしい神。ユダヤ人は恐れるが故に契約が必要だったのではなかろうか。イエス登場の後の書簡集で書かれる派閥争いはヤクザの抗争ぽくて笑えた。2016/12/03

臓物ちゃん

13
『仁義なきキリスト教史』の元ネタ本「聖書」は、仁義が無いどころの話じゃなかった!「おまえの息子いい奴じゃ~ん。だからお墓にちゃんと入れるように殺すね!」と逆らっても逆らわなくても気分次第でポンポン信者を殺すヤンデレ神ヤハウェに振り回される、民族主義バリバリで愛の欠片もない連中が泣いて笑って殺して死ぬ、そんな物語としての聖書の魅力が軽快な語り口で伝わってくる。テンポのいいツッコミもあって、今まで読んだ聖書解説本の中ではダントツの解り易さ。やっぱり本は読まないで評価(信仰)しちゃダメなんだと教えてくれる一冊。2015/05/17

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