内容説明
喋る剣ルガイアの呪いを解くため、旅を続ける傭兵アーク。マナラン王国からの依頼である宝獣・三眼竜の捜索は継続していた。エード大陸に渡ったアークは、ルガイアの導きにより、南へ向かう。その旅路には、ファナ大陸で出会った神術士のリリア、召喚士のミレイ、聖槍士のティアも同行していた。 【間違いありません。私の欠片です】 ついに発見したルガイアの欠片、しかしそれは、ある村の歌の大会の景品に埋め込まれていた。 「却下。ありえないわ出場なんて」 歌の大会の入賞を狙い、アークはミレイとペアで参加することに!? 高木幸一×狐印が贈る王道ロマンティック・ファンタジー第2弾! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
24
喋る剣ルガイアの呪いを解く為に欠片を探すアーク一行がエード大陸に渡り、村の歌の大会の景品になっている欠片を手に入れる為に大会に参加する話。今回も面白かった事は面白かったんですが、全体的に色々と詰め込みすぎな気がしますね。リリア、ティア、ミレイとの三角関係を進めるのは良いんだけど、暗殺者との戦いは色々と唐突すぎてイマイチ面白みを感じませんでした。次巻で終わりそうな気配ですが、この状態でどう動かすのか楽しみでもあり、ちょっと怖くもありますね。2015/04/16
よっち
21
呪われた剣ルガイアの欠片を探す傭兵アークが、その導きにより仲間たちと共にエード大陸へ渡る第二弾。今回とある村の歌の大会の景品になっていた欠片を取り戻すため、アークがミレイと大会に参加するわけですが、リリアやティアのアプローチが空振りがちな展開でミレイに新たにフラグが立ったり、世界観が若干描写不足気味なまま物語が終盤に向かっているような印象もあったりで、物語全体の長さと書きたかったことの取捨選択を、少し整理した方が良かったのかもしれないですね。次巻あたりでどういう展開にするのか、気になるところではあります。2015/04/15
しぇん
7
今巻はミレイ回なのでしょうが、イベント盛りだくさんで、やや消化しているだけの感を受けたのと、最後残りの4個が一気に集まりそうなフラグから次で終わりなのかなと思ったりも。バトルは丁寧に書かれてるんですが相変わらず何か熱量足りなく感じてしまいました。ヒロインではミレイが一番好きなので一緒に歌うイベントは良かったです。2015/04/18
柏葉
6
1巻の登場人物やストーリー展開を朧気にしか覚えていないためか、あまり熱中できなかった。天然ジゴロがあからさまにすぎて、ファンタジー世界だとリアルに感じない。戦闘描写にページが割かれているため、ヒロイン達との交流が背面に隠れ、筆者の持ち味がうまく現れなかった。ファンタジーとしてこけてる訳じゃないんだけど、ヒロイン達の生き生きとした姿があまり見えずアンバランス。リリスは子どもっぽい娘、ティアは主人公にアタックをかけることを決めた娘、ミレイは今回から主人公に惹かれ始めた娘くらいの印象しかなかった。 2015/05/17
石束鳳碩
6
主人公は女心に疎いものの天然でタラシ台詞しちゃうところが好きです。正直なところ唐突なバトルシリアス要素よりもやっぱりファンタジーラブコメの視点で見るとかなり修羅場っててとても好みな作品。最後の引きだけで考えるとあれ?これ次で打ち切られちゃうんじゃないかって予感がして怖いんですが、もう少し読ませて下さいよと願わずにはいられません。この作品読んでて思うのがヒロイン一人一人を個別でゲーム的に√攻略したい気持ちになるってことですね。2015/04/18