内容説明
南町奉行でありながら、随筆集『耳袋』などを著し、文人としても有名な根岸肥前守鎮衛(やすもり)。彼は江戸府内の捕縛率が上がらないのを憂慮していた。そこで奉行所内でも、特に一騎当千の強者(つわもの)二人を選び、兇悪な犯科の検挙に当たらせている。ある日、屋台の燗酒屋を営むお島の娘千代が拐(かどわ)かされた。犯人は、お島にではなく、なんの縁(ゆかり)もない当代きっての千両役者嵐菊之丞に千両を払えと言ってきた……。
感想・レビュー
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とし
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タイトルは「身代金」だが南町奉行根岸肥前守から命を受た帰山さん、深草さんそれに小りん、丑松の四名の活躍なので「特命」シリーズ3巻なのか?真の犯人にたどり着くまで二転三転し面白く読むことが出来ました。2016/07/15
Masayoshi Arakawa
1
20170201 108 トランプ入獄規制 02 ヨーロッパの首脳は自国を代表?して意見をしっかりと述べているが、我が国の安倍首相は「コメントする立場にない」とおっしゃってる。2/10の日米首脳会議の前には言質を取られたくないんかな?ハッキリ言えば。と思うのは・・・。2017/01/31
goodchoice
0
特命に続く第2作なのだろうが、特命はまだ読んでいないが結構楽しめる。入りの部分で配役にやや無理な感じはあるが、特命を読めば解決するのかもしれない。内容は謎が幾重にも張り巡らされており、精巧な作りといえる。まだまだ続きそうなので楽しみだ。2015/05/26