内容説明
日本ではじめて無農薬・無肥料でのリンゴの自然栽培に成功した木村秋則と掃除を通して「社員の心を育て、より良い社会づくりに貢献したい」という鍵山秀三郎との対談本である。リンゴ栽培と掃除、一見何の関係もないようだが、対談が進むうちに、ほんとうの人間の豊かさや幸福を求める気持ちに変わりがないことが見えてくる。「凡事徹底」を信条とする鍵山(80歳)の希望で実現した対談であるが、見えない縁に結ばれて話題は大きく広がり、人間の生き方、日本の未来、世界の幸福まで及ぶ。各章末にある二人の言葉には、自分が信じる「答え」を求めて努力を重ねることで、いつの間にか人生の答えは見つかると教えてくれる。大切だと信じること、そしてあきらめずに努力すること――人生の中でいちばん大切なものを発見するための方法は、特別なことではなく、身近なところにある、と教えてくれる「人生の指南書」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニャン
12
一読の価値ありです。とても読みやすいし、わかりやすいし、大切なことを伝えています。目に見えないものを見ようとすること、一見遠回りしているような地道な努力を継続すること、本当に正しいことが何かを見極めて行動すること、などなど。これを読んで、まず自分の居場所や使用している物をキレイに大切に使用しようと思い、感謝の言葉をかけながら車を洗いました。2015/12/06
かおる
9
土を整える、身の周りを整える。環境を正常にすることで豊かさが生まれる。地球を美しいかたちで未来に繋げられたら最高!2023/02/21
kmfm
9
木村さんの映画を偶々観たのです。首をつろうかというところまで追い詰められた時、今まで見えてなかったものが見えてきた。イエローハットの創始者鍵山さんが、「日本を美しくする会」の会長とは初めて知ったが、自ら始めたトイレ掃除、社員に強制することもなく続けて、受け入れられるまで20年。読んで学んだのは、人、動物、植物、自然、もの、いろいろなつながりで自分が生かされていることを喜び、そうしたものに感謝することだ。そうやって感謝がこだまのようにいつまでも響く社会を、自分もできることから実現したいと思う。2014/12/14
バーベナ
5
イエローハットの創業者:鍵山氏と奇跡のりんご木村氏の対談。軽やかに重みのある言葉が流れてくる。なんといっても、おふたりの笑顔の写真が良い。それだけで、きちんと生きよう。という気持ちになる。飾りたいくらい。2017/08/18
きよにやコータロー
5
このお二人が、揃った作品というだけで、とても、驚き存在感がありました。
-
- 電子書籍
- ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作…