内容説明
「特攻隊」とよばれた彼らが、人生最後の数日を過ごし、そして飛び立っていた場所、鹿児島・知覧。人生の壁にぶっかったとき、これから先が見えなくなったとき、著者が必ず訪れ、「フォーユー精神」を掲げるきっけとなった場所でもあるその場所には、かつて愛する人を守るために死んでいった若者たちがいた。彼らが自分の命と引き替えに残した未来への思いとは?あなたは今、幸せですか? あなたの大切な人は今、幸せですか?男として、人として、いま、自分ができることは何か。やるべきことは何か。「人生に迷ったら、知覧に行け」答えは必ず、見つかります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
55
人生訓。自分のためではなく、人のために散っていった特攻隊員の意志を、今を生きる私たちは引き継いでいかなければならない。そんな感じかな?特攻隊について思うところは人それぞれだから、この本よりも、「ホタル帰る」や「特攻へのレクイエム」を読んで、自分で思いを深めた方がいいかなぁと思った。さっくり読める。2015/02/14
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
47
ホテルのチェックインの時間まで少し時間があったのでふらっと寄ったブックオフ偶然発見。知覧には3回位入っていますが、一番最近行ったのは6年前。今行ってみたらきっと自分の感じ方違うんだろうなと、久し振りに行きたい気持ちが強くなりました。この本は、知覧に行って衝撃受けた著者の知覧への気持ちが伝わってくる本です。2016/08/29
ひろ☆
30
特攻隊がどういう思いで特攻をしたのか、残していく大切な人たちのために自分が行く。この本からは、あまり深く伝わってこなかったので、鹿児島の知覧、知覧特攻平和会館に実際行ってみようと思う。鳥濱トメさんは素晴らしい!!特攻隊の子たちには、すごい支えになっただろうな。2014/08/18
北本 亜嵐
22
筆者の丁寧かつ優しい文章から語られる「先人たちへの想い」が溢れて涙なしでは読めない。「国を思うこと」「大切な人を思う」今の日本人は公より私を優先しているように感じる。「今より少しだけでも、感謝をもって生きることだ」当たり前のことを再確認して、自分の根っこをしっかりと意識していきたい。そして、いつか知覧を訪れたいと改めて思った。2015/07/21
藤瀬こうたろー
20
著者の方は、仕事に行き詰ったときにお祖父さんの言葉を思い出してこの知覧の地に来たらしい。私も今具体的な悩みというほどではないけど、人生の折り返し地点に差し掛かって「どう生きていくか。」という漠然とした不安はあります。しかし、若くして命を捧げた彼らは、嫌でも自分を納得させて望まない死に向かわなければいけなかったわけで・・。でも、結局のところ、皆共通しているのは「次代に日本の未来を託す。」という思いです。「日本は今良い国ですか?」って質問、正直きついなあ。私も知覧の地は一度この目で見たいです。2020/07/23
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