北朝鮮の最終結末 - 東アジアの冷戦はかく崩壊する

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北朝鮮の最終結末 - 東アジアの冷戦はかく崩壊する

  • 著者名:長谷川慶太郎
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • PHP研究所(2015/04発売)
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  • ISBN:9784569629124

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内容説明

拉致事件を契機として、徐々にその真実の姿が日本人の前に明らかにされてきた北朝鮮。しかしまだまだ、その真実に迫りきっているとは言い難い。なぜ彼らは、このような体制を保持し、何をしようとしているのか。彼らの行動の背景にあるものは何か。中国との関係は? 長年朝鮮半島を注視しつづけてきた著者が、北朝鮮誕生の背景から、現在の中国の路線転換まで俯瞰しつつ描き切る、渾身の分析である。さらに、著者は「単なる『金正日個人独裁体制』の崩壊がいつ頃か、というようなごく限られた範囲内での議論は、もはや許されない」と語る。北朝鮮の崩壊によりもたらされるものこそ、東アジアにおける冷戦の終結である。欧州方面ではベルリンの壁の崩壊とともに、冷戦は終結を迎えた。いよいよ東アジアの冷戦も終結しようとしている。その流れを見据えた時に、日本がすべきことは何かが問われるのである。歴史は再び激動する! 覚悟を決めよ、日本!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッピー

4
本書の刊行は2003年なので、書いてあることはかなり古い。著者の予測では、2008年の北京オリンピックまでに中国の一党独裁は終焉を迎え、孤立無援となった北朝鮮は崩壊する…はずだった。中国は一党独裁のまま自由経済社会になり、北朝鮮という国は相変わらず存在する。ではこの本は読む価値がないのかというと、そうではない。北朝鮮が見せようとする姿ではなく、見せないどこかに視線を向けないと、きっと真実は見えてこない。そんなことを考えながら読んだ。2017/08/23

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