内容説明
触れ合いたいけど触れられない、アンドロイドの少年と訳あり少女の邂逅(「未来編」)。文化祭の演劇を成功させるために奮闘する少年の恋の目覚め(「学園編」)。魔法を覚醒させてしまった少年が巻き込まれる、魔法者と人間の壮絶な戦い(「魔法都市編」)。バラバラになった3つの物語がすべて揃う時、大いなる物語が動き出す―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野区
2
ボカロ小説というジャンルに触れるのは初めてです。原曲との解釈違いが怖いな~と思っていたけど、それはそれ、これはこれ、とすんなり受け入れられました(色々な解釈のうちの一つ、という認識です)。しかしここまで壮大な物語になるとは思わなかったな。2023/03/08
白雪ちょこ
2
未来、学校、魔法都市の三つの話になっているのだが、それを読み進めていくうちに、 全てが繋がるという新しい構成に度肝を抜かれた。 「なるほど、そうだったのか。」と繋がった瞬間に、スカッとした感じもとても良かった。 儚くも、綺麗な描写で描かれている表現や文章が読み進める糧となって、良い。 曲を知っている人でも、知らない人でも楽しめるそんな一冊だった。2021/03/28