内容説明
もしあなたが裁判員に選ばれたら、人を裁くことはできますか? 本書は、実際の事件の判決をQ&A形式で考えながら、対談形式の解説を読むことで、いつの間にか「裁判のしくみ」の本質が理解できる一冊。気軽に読めるのに奥深い。裁判員時代の必読書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やもち
6
「似ていることば」のおかべたかし氏繋がりで読んでみた。「先例主義」の考え方が理解でき、何故そのような判決になるのかは分かったが、市民感覚よりひとまわり軽い判決が多いと思う。39条の心神喪失・心身耗弱には「自ら招いた場合は、この法を適用しない」の一文の付記が必要だと思う。この本が出版されて6年経っているけど、どうなってるんやろ?2015/01/30
海星梨
3
そもそも事例のくくりからして「世間一般常識」にあわせてあるという、易しい本。2009年出版で古いこと・一人のもと裁判官の意見であることは考慮にいれて読む必要を感じるものの、司法の考え方を身につける一歩としては優秀な本。2020/07/11
エイドリアン
3
裁判の仕組みや量刑について分かりやすく書かれていてあっという間に読みましたv(^_^)v 授業の空き時間に読んでしまったv(*^^*)/2011/11/09
烏鳥鷏
3
様々な刑事事件をカテゴリー(親族殺人、通り魔殺人、放火など)別に分けてに3例ずつあげて、それぞれの事件の概要と、どのような経緯でどれぐらいの量刑が下されたかが解説されている。あまり一般的ではない法律用語も、繰り返し解説されるのでわかりやすい。聞いたことのある有名な事件が多く扱われているが、この本ではじめて判決を知ったものも多かった。新潟女児監禁事件とスーパーフリー事件に下された懲役が同じ14年というのは意外だった。2009/12/04
まはもめっさ
2
よく知られている事例を解説してくれているので、わかりやすかったです。2009/08/22