内容説明
浪人・武兵衛は祭りの振る舞い飯を求めて豊後国東へ。そこで太閤秀吉に大きな恨みを抱く男と出会う。行きがかり上、武兵衛は有名な幻術師「果心居士」とともに、“術”を使って秀吉がいる伏見城へ潜入することになり……。表題作『最後の幻術』ほか8編収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mikey
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東郷隆の小説は初めて。ニッカリという刀にまつわる逸話を集めたときは小品だったので、試しに買ってみた。時代小説には間違いないが、より江戸時代前後の書みんなの中に伝わる雑話といった感じの短編集。幻術を使う、果心居士や赤穂浪士の裏話とか名もない武士の苦労話とか。ちゃんと描かれているので、時代小説には違いないがそれぞれの話は短いので、消化不良なかんじ。もう少し深掘りした小説が良いな。2017/04/15
yossi
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★★:奇しくも漠さん釣客伝の次にこれ読んだ。2013/06/15
zatugei
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以前読んでいるのに、すっかり忘れている。「最後の幻術」は司馬遼太郎と同じネタを別の味に仕上げていておもしろかった。「髪切り異聞」が落語的にしゃれていておもしろい。2018/07/23
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