内容説明
修善寺温泉に浮かぶ変死体。医師・桐生はサナトリウムで末期を迎えんとする患者と謎のクスリの存在を知り、事件の真相へ立ち向かう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寿々喜節句
4
医療ミステリー。初読み作家。人間関係などはご都合主義感は否めないし、ミステリーとしても弱いかなと思う。しかし医療のあり方、医師の志などを考えさせられる。2019/06/28
taki
0
悪どい経営をしているサナトリウムのお話かと思いきや、全く逆で、設定にはいい意味で裏切られました。ホスピスとも違う、こういう医療施設は、実際必要なのでしょうね。療養患者さん達の思いには、心が傷みました。いつか常習性のない完璧な薬ができたらいいのに…と思いました。 勇二さんが何故、お兄さんの婚約者をあそこまで調べていたかは謎。万能鍵のエピソードが面白かったです。2013/05/24