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内容説明
世の中には、さして苦労もしていないのに仕事がうまくいっている人、一生懸命努力して何とか人並みの成果をあげている人、何をやってもうまくいかない人……がいる。誰でも一番目の人になりたいと考えるのは当然だが、現実には2番目の人が多いのではないか。では、「忙しそうに見えない」のに「あいつはできる」といわれるにはどうしたらよいのか。それは、あまたのビジネス本に書かれている「ノウハウ」を身につけるより、どんな仕事にも通用する「コツ」をつかむことである、と著者はいう。著者はボストンコンサルティンググループ時代から堀紘一氏の懐刀といわれた経営コンサルタント。本書は、「上司や先輩のアドバイスは無視せよ」「プレゼンの極意は声を大きく」「真面目で努力家は伸びない」「小が大を食うための必勝法」といったアドバイスから、誰でも簡単に戦略的思考力が身につく極意も図を使って説明しており、若いビジネスマン必読の書といえる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニスケ
32
最初の3割が新入社員向け、5割が経営者向け、残りが社会人全員に通じる仕事のコツが書かれていた。読んでみて、経営のことは興味がないので最初の3割だけでよかったなと思った。内容も的を得ていて役立ちそうと感じた。(備忘録)仕事で早く一人前になるにはコツを掴むことが大切。そのためには無駄だと思うことでもやってみる。一人前の人と自分との差を見極める。コツは感覚だから自分にしか分からない。技術力が凄くても協調性がなければ厄介な存在になる 2022/06/14
羊山羊
17
大体、本著も、巷の自己啓発本の中身が想像できる位 似通った内容。ただし本著は、その内容を変に賢しらげに書かずに、ごくごく普通のビジネスパーソンが興味を持てる内容になるようにやや意識低め、というか俗物的に書いてある点がとてもいい。PDCAサイクル、と書くとさも賢しらげに聞こえるが、「苦労が自分の精神的キャパシティを大きくしてくれるんだと考えればいい」なんて書いちゃうと、成程ちょっと位頑張ってみようか、ってなる。→2024/03/31
Q
15
KU ⚫︎全体のイメージで捉えて学ぶこと。知識として学ぶのではなく、自分の気づきから学ぶこと ⚫︎一つのテクニックではなく全体感、しなやかさで勝負するタイプが最終的に強い ⚫︎戦略の基本は差別化と資源配分 ⚫︎しょせん戦略とは持ってるものをどう組み合わせるか。どこから手を抜いてどこに集中させるか。戦略の本質はこれだけ ⚫︎プロジェクト運営が上手い人は予見できる人。トラブルが起きた時にハンドルできる人 ▷なんとなく大事かと思っていたことが書いてあって納得感があった。自分の気づきは大事よな2023/12/02
Don2
9
良書。元BCG・DI CEOによる本。私自身が著者と同業の若手なので、シニアの昔話と含蓄のあるイイ話を聞くような、楽しい読書だった。本書にはプレゼンのコツは"声を大きく"であると書かれているが、ウチのシニアも"ゆっくり喋れ"と口を酸っぱくして言っていて、やっぱりそこがキモなんだなと納得。声を大きく/ゆっくり喋ると、喋れる内容をかなり削り込まなければならず、それがメッセージをクリアにすることにも繋がるのだろう。他にも、"メーカー/銀行家二元論"とか、最近私も悩んでいる所だったのでタイムリーだった。2022/10/01
kasumi
8
コンサルのプロが、思いきり噛み砕いて、提案のコツなどを教えてくれてます。 戦略づくりの五大ポイントは、①マクロ思考 ②切り口の選択 ③競争 ④トレードオフ ⑤定量化。 面白さは新規性×有効性。 素人とプロとの決定的な差は、どんなトラブルが起こりそうか、予見ができる人、起きた時にハンドルできる人。 ちょいと自信過剰な上から目線を感じるけど、実績が自信を支えてるんだろうなぁ。2018/02/26