内容説明
民間信仰において、ケガレを祓う儀礼は頻繁に多様な形で行われていた。人間の不幸は、ケガレ=不浄に原因があると考えられ、生活の隅々にまでその指標が浸透していたのである。死=黒不浄、出産・月経=赤不浄、罪や病、境界・峠という空間等、様々な民俗事例にあらわれたケガレ観念の諸相を丹念に追い、信仰行為の背後にあるものを明らかにする。(講談社学術文庫)
目次
学術文庫版まえがき
はじめに
第一章 「ケガレ」観念をめぐる論議とその重要性
第二章 民間信仰におけるケガレ観念の諸相──黒不浄・赤不浄・その他
第三章 空間と時間とにおけるハレ・ケ・ケガレの観念
第四章 「災因論」としてのケガレ観念と儀礼
引用文献
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