内容説明
インド料理研究のため、ややマニアックな目的を掲げ毎年インドを訪れる「東京スパイス番長」の4人組。メンバーのうち3人がインドの血を受け継ぎ、なかには高校時代をインドで過ごした者や、料理修業した者も。インドに対して独自の視点を持つ彼らが〝愛すべき素敵なインド〟を88のエピソードで綴ります。 言葉を失うほどの美味なる料理、待ち受ける絶景、優しく愉快な人々に出会えるインド。数々のエピソードは笑いあり、涙あり。インドに興味がある人はもちろん興味がない人にも響く、まったく新しい極上の話が詰まっています。 ほか、町場の食堂から高級レストランまで番長お墨付きの《レストランガイド》では食べるべきもの・行くべきシチュエーションを伝授。スーツケースの中身を拝見した《旅の必需品》では4人それぞれの旅のスタイルがのぞけます。 さらに、4人がインド的にお答えるす《Q&A》や、ためになる《脚注》など、隅から隅まで楽しめる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えいなえいな
11
本当はインドに行く前に読むはずでした。でも行った後だといろいろ内容が理解できてより楽しいですね。何より作者の1人の方と知り合いになっていろいろ話ができたのが大きいです。インドに行くとハマるか嫌いになるかどちらかだと言われますが、たしかにあの国は特別な国だと思います。一言では説明できないですけど僕が行った中でもベトナムやミャンマーなんかの他のアジアの国とは明らかに違いました。そういう意味ではハマってしまったのかもしれません。でももう二度と行きたくないような気もしますが笑。2019/04/16
ケーシー
2
旅行記としてエッセイとしてインドの魅力を伝えてくれる。インド人に道を尋ねるなら五人に聞くこと。皆んなが違うこと言うから。列車が到着しないのは線路を盗まれたから。などなどまともじゃいられない感じが最高!カオスを楽しめるくらいになれば旅の上級者。死ぬまでに旅したい。2018/01/21
Yoshie S
1
東京スパイス番長、四人の共著の多方面からのインド、あれこれエッセイ。 なんだか色々デタラメのようだけど、時間軸が日本とは大幅に違うのかな。あ、宗教観もか。 異文化を覗く楽しさ満載です!2016/02/14
69steady5
1
在日インド人(ナイル・レストランの息子さん、東京カリ~番長の貿易部門担当シャンカールさん、スパイス貿易商のメタさん)+日本人(の水野さん)から成るスパイス番長。4人によるインド紀行文。インド関係のお仕事をしていた私としては読まずにはいられない魅力的なタイトルだ。日本人が抱いているステレオタイプなインドについてではなく、「今のインド」を的確にサラリと伝える文章が連なる。後ろの脚注もとってもわかりやすい。近年に出たインド本の中では一番面白かった。2015/03/27
かみのけモツレク
0
図書館で借りたので見てないけれど、こういう帯がついていそうな気がしていた2017/04/28