内容説明
二人は抱きしめ合って一つになり、地上に舞い降りた片翼の天使だ――。不毛な愛欲に身を焦がす恋人達の孤独な姿に、失うことの悲しみと再生への祈りを込めた、尾崎豊、最後の小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナチュラ
8
前半は私小説的な短編、後半はアルバム「誕生」についての解説とエッセイを収録。 「卒業」、「十七歳の地図」で10代のカリスマ的存在になったが、大人になってからは その創られたイメージから抜け出せないことが彼の重みになっていたことを知った。 ニューヨークでの孤独な生活、覚せい剤での逮捕を経て、新たなスタートを切ったようにこの本では感じられる。 2015/05/21
ポポロ
2
前に読んだのは10代のときだった。冒頭、女を抱く小説から始まるが、そのとき私は女性を知らなかった。尾崎に強い共感を持ちながら、女体もしらないのに自分は尾崎のなにがわかるのかと疎外感を覚えた。この本は彼が25歳頃のときに書かれたものだが、同じような歳のときには尾崎を聞くこともこの本を読むこともなかった。いま読んだり聞いたりすると、内容に幼さを感じてしまうところがある。もちろん20代はそういう年齢なのだが、それ以降への展望が強く感じられないのはその後のことを知っているからだろうか。2026/01/08
†はるゆき†
2
尾崎豊の世界観が、そのまま本になったような印象。
古本屋の古書
1
10代で、自分探しとして始めたものが、思いの外に周りの大人に世間にウケて、それでズルズル始めていくというのは今すごく多いし、僕も似たようなところがあるんだけど、これがビジネスになっていくと、尾崎が危惧した今のような時代に、風潮になるんだろうなと思う。 文学としては非常に散文的に思えるけど、それがまた良い。2026/01/29
ともとも
1
小説は1篇だけで、あとはアルバム「誕生」を中心としたエッセイ本でした。思春期時代に尾崎が好きだったことを思い出しながら読みました。カリスマ的存在で、こんなに青少年達の心を惹き付けられるなんて、すごい!と思っていたけど、ご本人もいろいろと悩まれていた(特にティーンネージャーでなくなってからは)のだな、と痛感しました。2015/12/19
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