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内容説明
10年間アラブの世界で医療支援をおこなうため現地を行き来してきた著者が訴えるアラブ世界の現実。非軍事支援によるあたたかな連鎖こそがこれからの世界全体の真の平和をうむと説く祈りの書を緊急出版!
報復に報復、はもうやめよう。
憎しみには、愛を。
読んで下さい。僕が10年間訪ねてきたイスラムの真実を。
買って下さい。現地で苦しむ人々のためにこの本の印税を使います。
考えて下さい。今、日本にできることを。──鎌田實
本書の著者印税は全額イラク難民支援活動に寄付されます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
111
「イスラム国」がなぜ生まれたのか、イスラム社会が今どういう状況なのかをわかりやすく解説してくれる。非暴力、愛の力で人道支援。そうは言ってもそれで本当に現実を変えていけるのか?なぜそうまでして危険な地域へ赴くのか?そんな疑念にも丁寧に道を示している。「僕たちは、医療支援という形で、彼らの心のどこかにある、まだら状の人間らしいあたたかな部分に矢を打ち込みたい、心を揺さぶりたい、彼らの心をあたためたい」この本の印税は100%支援金になるそうです。2016/03/02
壱萬参仟縁
39
自己責任とは自分に向けるための言葉で、他者を責める言葉ではない(21頁)。イスラム国に参加する者の多くは、貧しい若者(44頁)。貧国の寿命は短い。貧困も戦争も寿命を縮める。貧困軽減、不戦が大事(46頁)。極めてマトモ。戦争に負けていない子どもの笑顔がすごい(104頁)。昨年2月、ODA大綱⇒開発協力大綱になったら、非軍事⇒軍事というようなイヤな方向に行っていると、警鐘を鳴らしている(166頁)。御意。戦争は、誤解、憎悪、怒りで偶発。平和は強い意志、愛、思いやりを続ける(180頁)。2016/02/29
速水こもみち
31
タイトルは『イスラム国よ』だが、世界中の人々に向けて書かれたように感じる。人間の心の中には善も悪もあり、みんながほんのすこしづつかわれば世界は変われる。それが"祈り"ということではないだろうか。著者の言う「世界最強の人道支援」という言葉に強く感銘をうけた。読んだのは図書館本であったが、あとがきの最後を読んで、この本を買おうと思った。2016/02/24
のり
18
またイスラム国によるテロが起きて日本人が犠牲になった。日本人が犠牲にならなくてもテロが頻繁に起きてる。イスラム教徒が悪い訳じゃない、助けようと必死になっている人もたくさんいる、鎌田さんも同じ。平和を考えながら、繰り返し繰り返し読んだ。2016/07/09
くみっふぃー
16
【図書館】鎌田先生は長い間『JIMーNET』でイラク難民の人々を支援している。イスラムの人々を支援し続ける先生は、なんとか争いのない世界を作りたいと考え、行動している。多くのイスラムの人たちはあたたかい心を持っていることも、喜捨の精神が根付いていることも知ることができた。印税を人道支援に使ってもらうため、本を購入することにします。2015/05/31
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