内容説明
クラシックへのよくある誤解解消から、コンサートの楽しみ方、生涯をかけて付き合っていく方法まで、いま大人の教養として再び注目を集めるクラシックの魅力を解説!一流の音楽家になるのは至難の業だが、クラシックのよい聴き手になることは実は簡単です!楽しむといってもクラシックの場合、たとえば歌舞伎などの古典芸能と同じように、一定の知識を得ておくことで、さらに楽しめるという側面を持つ。確かに他のジャンルの音楽に比べて難解でとっつきにくいかもしれない。しかし、一旦その入口をくぐってしまうと、生涯付き合って行ける、奥深い世界が広がっている!この本をこっそり読んで脱初心者! 面白さに目覚め、長く深く付き合っていくコツを紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわうそ
59
★★★★★クラシック音楽の現代の基礎知識を身につけたい人には最適な書である。ただし、クラシックファンとしては当然物足りない。まあ、入門書なので当然だが。音楽家の逸話、作曲の契機を知るのであれば現代教養文庫の『名曲物語』が良いだろう。2017/01/14
TSUBASA
21
クラシック音楽を聴いてみたい人のための取扱説明書(トリセツ)。コンサートのチケットはいくらぐらいなのか?いつ拍手をしたらいいのか?暗黙のルールがあるんじゃないのか?といった疑問があってなかなかコンサートに足を運べないという人向け。ま、よっぽどの人気オケじゃなければ肩肘張らずに行って何にも問題ないですよ、という話。オペラとかバレエは行ったことないから一度行ってみたいなぁ。最後に定番名曲の紹介が載っていますが、この手の紹介のご多分に漏れずちと選曲が入門者向けでない気が。どっちかというとその曲の逸話が面白い。2015/12/16
モルテン
10
クラシック音楽をこれから聴こうという人のための入門編。何から聴けばいいの?コンサートってどこでやってるの?どんな恰好していけばいいの?どこで拍手すればいいの?どんなマナーがあるの?定番曲って何?これらの質問に丁寧に答えてくれる。「大丈夫、緊張しなくていいんだよ」と優しい著者の姿勢にホッとする。2017/02/16
まさのすけ
7
自分がふだん聴く音楽は専らメタルなのだが、家庭環境が原因で、幼少期からバッハを中心になんとなく聴いたり弾いたりしていた。 最近ようやくクラシックへの明確な興味が湧いて来たので図書館で見かけたこの本を借りてみたのだが、とても参考になった。まずはクラシックコンサートに足を運んでみようかな。子供の頃はよく連れて行かれた。当時は退屈だったけれど、今ならどうだろうか? 今は気になった楽曲をすぐに聴けるインフラがあるので、こういった手始めの指標となる本はとても有益だと思う。 「カルミナ・ブラーナ」を聴きながら。2024/05/21
めぐみ
5
まさに、クラシックファンになりたいなー、の私にはピッタリの本でした。とりあえずはネットを活用して聞いてみよう!2017/12/22