内容説明
無実の罪で異世界の牢獄につながれた祝太。しかしそこは可愛い姫君ばかりが入獄し、優雅な生活を送っている不思議な場所だった。そこで看守としての強制労働を言い渡された祝太は脱獄を試みるも、あえなく失敗してしまう。開き直った祝太は看守の仕事をしっかりこなせるようになり、姫たちの信頼を得る。だが、花の王国フロレニアの王女、ピアを奪いに襲撃してきた軍隊が現れ、獄中は混乱に陥る。その隙に、魔法使いを名乗る謎の少女カスミから脱獄の手引きを受ける祝太だったが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T.Y.
8
異世界で無実の罪により投獄された加門祝太。だが彼の収監先は各国の姫君専用の刑務所で、そこで看守長を務めることを命じられる。囚われの姫願望を拗らせたドMのエルフの姫、力不足の魔族の姫、そして監獄へ逃げてきた姫…と揃えたハーレムラブコメに終盤のアクションとまずまずの出来。ヒロイン各自にそれなりの活躍が用意されているのも手堅い感じ。ただ囚人ながら看守、しかし実態は他の囚人の使用人という多重に逆説的な設定が活きているかは微妙かな。後、主人公が仕事で活躍を始めるのが遅め。続けるならもう一押しが欲しいところか。2015/03/21
giant★killing
5
内容は無実の罪で異世界の牢獄に収監された主人公加門祝太(シュータ)。しかし、入れられたグラン=ガルバリエと呼ばれる牢獄は様々な事情で本国にいられなくなった本物のお姫様達の面倒を見る実質保養所だった!囚人兼看守長になったシュータは、ドM属性を持つエルフの少女シャンティ、とろ火しか出せないヘナチョコツンデレ悪魔ルナリカ、マンガが大好きな少女ピア等のワガママな姫達の世話をこなしつつ、脱獄の機会を窺うが…。王道の脱獄モノで読後感もスッキリ。ただ、もう一捻り個性が欲しかった気も。→2015/09/24
からから
3
実に分かりやすく王道。異世界要素を込めて少しひねった感じかな。姫がメインなので仕方ないけど料理長と監獄長はもう少し掘り下げてよかったかも。(あとヒロインちょっと多すぎた感じはある2016/06/23
タリぃ
3
中盤のエピソードに工夫が必要、というかテンプレ過ぎて先が読める。それ以外は堅実な一作。2016/03/04
ユウ
3
少しオタクだけの普通の主人公が異世界で冤罪で脱獄不可能の牢獄に入れられた。しかしそこは様々な国から様々な理由で入れられた姫達が生活していた。主人公はそこで看守長として働くことに…。どうする、主人公。こんな話。読んでみて、ギャグありバトルありで自分的には面白く感じました。2015/12/06
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