内容説明
ロンドンの町に静かに雪が降り積もる夜、グリモー教授のもとを、コートと帽子で身を包み、仮面をつけた長身の謎の男が訪れる。やがて二人が入った書斎から、銃声が響く。居合わせたフェル博士たちがドアを破ると、絨毯の上には胸を撃たれて瀕死の教授が倒れていた! しかも密室状態の部屋から謎の男の姿は完全に消え失せていたのだ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
399
密室物の傑作!というよりも、その他の部分での工夫が秀逸で『本格力』での評価に納得。というよりも密室物としては突っ込みどころだらけだったりする。ただ、フェル博士の探偵ぶりが凄く光っており、密室講義→解決編と、見事な名探偵。密室講義に関しては、様々な作家が散々やり倒しているので、今となっては目新しさも興奮も感じない。新訳だが、入れ替わったコートの謎の辺りの説明が非常に分かりづらく、他にも長尺の説明文章には読みづらさを感じる。昔からカーは読みづらい印象だが、その内、決定版といえるような訳を出してもらいたい。2017/01/04
Kircheis
372
★★★☆☆ フェルシリーズ6作目にして密室講義が有名なカーの代表作。 自分達が作品の中の人物だというメタ発言からの密室講義は面白いが、その内容は深いものではないように感じた。 謎の真相はすごく凝っていて感心したものの、普通に考えて解ける類のものではなく、モヤモヤした気持ちになった(笑) 巨匠の作品だと構えずにユーモアミステリだと思って読むと楽しめると思う。 『帽子収集狂事件』以来となるランポール青年の登場は嬉しいが、ワトソン役はハドリーがしっかり確保しているため、存在感が希薄だったのは無念…2022/05/08
麦ちゃんの下僕
178
クリスティやクイーン、ヴァン・ダインなどは10代の頃から親しんできましたが…恥ずかしながらカーは今回が初読です。さすが“密室モノ”の古典的名作として名高いだけあって、2つの“不可能犯罪”の謎は実に魅力的でしたね!しかも、入れ替わったコートの問題やダイイングメッセージの意味など“密室”以外の謎も多数仕掛けられていて、ミステリーとしての濃厚さに感嘆せざるを得ませんでした!伏線の張り方も絶妙で、(確かにツッコミどころも多々ありますが笑)解決編は終始唸らされっぱなし…有名な「密室講義」も実に興味深かったです♪︎2022/03/06
扉のこちら側
134
2017年191冊め。【302/G1000】登場人物の証言から事件像が変わっていく様子がおもしろい。トリックとしては驚かされながらも、いやいやありえないと思わされたり。これが密室講義のフェル博士か。2017/02/23
ぽんすけ
111
なるほどそうきたかー!いや~大分頭を捻ったけどわかんなかったな^^;これがカーの傑作の一つに分類されるのもわかる気がする。真犯人に関しては初めから除外扱いだったので他の容疑者のことばかり考えていた。シリーズを通して大体ハドリーと同じようなこと考えて失敗してる気がするわw。おかげでハドリーへの親近感がどんどん増していってるんですが!密室を構成したトリックといい、鏡を利用した件といい、犯人が本当に緻密すぎる。解説図解がついていたのでそれを確認しながら考えていたが相当難しいぞ。お見事としかいいようのない話だった2026/04/22
-
- 電子書籍
- 陰の実力者になりたくて! (4) 角川…
-
- 電子書籍
- 翔子の事件簿シリーズ!! 5 春風とタ…
-
- 電子書籍
- 勇者サマふたりめ。 - ご依頼になった…
-
- 電子書籍
- まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ…
-
- 電子書籍
- 鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(1) 電…




