宇宙飛行士が教える地球の歩き方

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宇宙飛行士が教える地球の歩き方

  • ISBN:9784152095237

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内容説明

カナダ人は宇宙飛行士になれない。かつてはそれが常識だった。でも、“まんがいち”道が開けたときのために準備を始めた9歳のクリス少年は、やがて夢を現実のものにする。ただ、天性の才能や身体能力があれば宇宙で仕事できるってものじゃない。宇宙に行って学んだことは、地球で生きていくうえで最も大切なことでもあった。予期せぬ事態が次々と発生するなか、唯一頼りになるものとは? 濃密な時間をともに過ごす仲間と、鉄壁のチームワークを築くには? 死と隣り合わせのミッションで、恐怖に打ち克つために必要なものは? 目標を達成することよりもはるかに大切なこととは? ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りした話題のノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ずっきん

41
現役中にスペースシャトル退役を経験しながら三度宇宙へ行った著者の自伝。宇宙飛行士になることと実際に選抜されて宇宙に行くことの関門の狭さと困難、シャトル、ソユーズ、ISS 、そして膨大な訓練やサポートする地上クルーの話をユーモアたっぷりに語る。謙虚、謙遜、ゼロになれ、準備を怠らずしかも楽しめとは耳が痛い!だが洗われたように心が軽くなる。YouTubeの動画を絡めながらの最高に楽しい読書だった(Space Oddity、ピーナツバターサンドの作り方etc)読者からは一つだけ、家族計画は早めにね!2018/03/29

honyomuhito

39
「成功とは、発射台に行き着くのかどうかもわからない、先の見えない長い旅のあいだずっと、自分の仕事に満足していられることだ」エルトン・ジョンが実は隠れ宇宙マニアでどこかからギタリストの宇宙飛行士がいると聞いて、自分を舞台に引っ張り上げてセッションしようとした時のために「ロケット・マン」の弾き方を覚え、練習をしようと思えるような人。宇宙飛行士の生き方は真似は出来なくても、人生を満喫するための道しるべをもらうような本だ。https://chirakattahondana.com/宇宙飛行士が教える地球の歩き方/2018/05/27

ヨクト

29
3度の宇宙飛行を経験した著者のエッセイ。ウィットに富んだ語り口で読みやすく、それでいてふと考えさせられる大切なことが詰まった内容。宇宙飛行士になることが大切なんじゃなく、そこまでの過程・生き方・考え方の中で、得られるもの・学んだものが大切なのだ。多くの人が夢を抱き、時に叶え、時に潰えることもあるだろう。じゃあそれはマイナスか?それに費やした時間は無駄だったか?答えはノーだよ。「ゼロになれ」「ちっちゃなことを気にしよう」「マイナスを想定して行動しろ」表紙だけがちょいとダサいかな。2015/02/28

Panzer Leader

23
お気に入りさんが「火星の人」の前に読んどくと良いと薦められて読了。若田さんが頻繁にテレビに登場していた時、人間的に出来過ぎなんじゃないと疑問に思ったもんだが、宇宙飛行士ってそういう人でないとなれないもんだなと納得。作者の人生・仕事に対する姿勢、人柄の良さがにじみ出ていて臨場感溢れる描写と共に楽しく読めた。細かいこと気にせず当たって砕けろ的に人生送ってきた自分には耳に痛い教訓が並ぶ。さあ「火星の人」を読む準備は出来た。2016/04/30

くさてる

22
三度の宇宙飛行を体験した宇宙飛行士による「宇宙飛行士でいるということは?」という内容の本。宇宙飛行士という存在についてとても具体的に描かれているだけでなく、その経験を通じて、一般の社会人として生きる為のヒントもたくさん散りばめられているのが面白かったです。そこで挙げられているポイントは、地味で、細かくて、退屈かもしれないけれど、何かをやり遂げる為には必要なことであるのです。生半可な自己啓発本より役に立つのではないかなあ。宇宙開発についての知識もたくさん得られます。2015/07/07

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