内容説明
浅草六区の映画館で女性が毒殺されているのが発見された。中年女性顔まけの厚化粧の下には意外な稚い顔が覗いていた。被害者は身元のわかるような物はなにひとつ身につけていなかった。複雑な男関係。事件の謎をとく鍵は、被害者が残した黒いハイヒール。わずかな手がかりを頼りに刑事たちは都会で一人生きていく彼女の過去を探り出したが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fumikaze
5
「夜の終わり」(双葉文庫)。表題を含む短編が3つ。どれも読みやすい。庶民一人一人の暮らしや感情がかかれているところに共感できる。1986年の作品で十津川は警部補。著者の作品は大衆的娯楽小説が殆どかもしれないが、手軽にその世界に入り一緒に泣いたり笑ったり出来るところがいい。2016/12/21
licca
2
テレビのサスペンスドラマで見たらすぐ犯人当てちゃう様なわかりやすいミスリードも納得できる、読みやすい3作品。2015/06/26
金木研
2
読みやすかったー 推理も面白かったし、青酸カリが度々使用されていた話が多かったです。最後の漁村の話はなんか悲しかったです。2015/03/09
キャサ
1
短編集