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内容説明
昭和5年に下町で生まれ、東京大空襲で九死に一生を得て山本五十六を生んだ越後長岡に疎開。昭和28年に文藝春秋新社に入社し、主に雑誌畑の編集者として時代とともに歩んできた著者は、根っからの歴史好きが高じて昭和史に没頭、今や研究の第一人者にして自らがその体験者という、まさに「昭和の語り部・生き証人」といえる。本書は、そんな著者が様々な媒体に発表してきた文章から、たんなる「知識」ではなく、「昭和」の息づかいが伝わるような作品を収録した随想集。「日中戦争の陥落主義」「日本人の集団催眠」といった史論的なものから、「戦後史のなかのわたくし」「白線高校の意地」など自身の来し方に即したものまで、昭和史をタテ・ヨコ・ナナメにとらえてつづるエッセイは、いずれも軽妙な筆致でありながら滋味深い示唆に富んでいる。戦後70年の2015年、「昭和史」を改めて考え直す上での様々な気づきを与えてくれる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
27
近代史を学ばない、学んでも活かせない日本人のなんと多いことか。2021/06/28
Cinejazz
1
「昭和」を歩んできた著者が、<文藝春秋>の編集に携わった体験の記憶は、特筆すべきものがある。殊に、戦争の悔恨と鎮魂を基調にした論説は、何が国民を戦争へと駆り立てたのか、戦火に巻き込まれた銃後の人々の心情など、激動の昭和を生きた人間として、後世に語り継ぐべき義務があるとしている。2018/11/13
くらーく
0
平成もあと1,2年ですかね。そうすると、平成、昭和と2元号前の話ですか。しかも、戦前の話も多いので、知っている人もかなり少なくなりますな。 2017/08/26
目指せ亀仙人
0
初期の昭和史の本当が知りたくて、ふと手にとってみました。2015/03/08
tecchan
0
半藤一利氏の博学は凄い。著者のエッセイ集であるが、歴史的だけでなく様々な分野を描いて面白い。2023/12/31
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