角川文庫 空蝉の街

著者名：西村寿行【著者】

KADOKAWA（2015/04発売）

• ISBN：9784041407554

内容説明

警察を馘になった平泉と親友の宗村は、金もなく無為の日を送っていたが、ある日、大和化学工業の重役から機密文書をもったまま失踪した社員の捜索を頼まれる。会社の依頼が罠と知った二人は、反撃の牙を剥き敵と闘うが、事件の裏に某外国政府との秘密利権を嗅ぎつける。凌辱と怒りと殺戮の血みどろの追跡行！　痛烈ハードロマン！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[キー]

元刑事と、その幼なじみの財産家の息子の２人組が活躍する『街シリーズ』の３作目。 作品毎に２人の名前と、微妙な設定が違い、今作では元刑事・平泉と、大企業社長の三男の宗村。 平泉が警察を辞めるきっかけの事件の会社社長から、行方不明になった社員・倉持を探してほしいと依頼されることが物語の始まり。 男２人の物語は、終盤で男４人がジャングルを進む冒険小説へとなる熱い展開へ。 男達の今後が気になるラストシーンでしたが、次の『街シリーズ』は２作目の本家鉈割瓢と分家・斧割糺のコンビが描かれる『陽炎の街』でした。

2025/11/09

[jupiter68]

大人の冒険活劇だ。こんなことはありえないような展開で物語が進む。

2017/03/14