対人関係療法でなおす 気分変調性障害 自分の「うつ」は性格の問題だと思っている人へ

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対人関係療法でなおす 気分変調性障害 自分の「うつ」は性格の問題だと思っている人へ

  • 著者名:水島広子【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 創元社(2015/04発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784422114644

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内容説明

次のような気持ち・悩みで、日常生活に辛い思いをしていませんか?「自分は人間としてどこか欠けていると思う」「他の人は苦しいことにも耐えているのに、自分は弱い駄目な人間だ」「物心ついた時からずっと生きづらさを感じてきた」…実はこれらは“気分変調性障害”という、慢性の形をとるうつ病の人に見られる考え方です。この障害はまだ広く知られていませんが、けして本人の怠けや性格の問題ではなく、重大な病気です。本書ではこの病気の正しい理解と、対人関係療法の視点から対処するアプローチをやさしく解説します。

目次

はじめに―本書を読んでいただきたいのは、こんな方です
第1部 気分変調性障害という病気を知る(気分変調性障害とは 気分変調性障害を病気として扱う 気分変調性障害を見つける)
第2部 気分変調性障害に対する対人関係療法(対人関係療法とは 人間の弱さを認める―問題領域1「悲哀」 「役割期待」と「コミュニケーション」に注目する―問題領域2「役割をめぐる不一致」 難しい時期の乗り越え方―問題領域3「役割の変化」 治療の足を引っ張る7つの考え方 身近な人にお願いしたいこと 気分調整性傷害が治るということ)
おわりに―本当の「強さ」とは

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

里季

51
「この本を読んでほしい人」の項目にほとんど当てはまったので読んでみた。よいことの中に悪い要素を見つけてようやく落ち着く、最悪の事態を予想しておけば、ひ後の衝撃が少ないのではないかという防衛意識、自分の人生がうまくいくわけがない、自分が幸せになるわけがない、という強固な絶望感、人生をとても深刻に考える、などよく当てはまっている。ただ気分変調障害は病気なのですよということが全体を通して繰り返し述べられているだけで、では具体的にどうすればいいのかがわからない。対人関係療法というのもよくわからなかった。2014/09/11

これでいいのだ@ヘタレ女王

18
参考になった。が、家族や周囲がフォロー出来る環境にいる人じゃないと対人関係療法は難しいのでは無いだろうか?家族が原因で陥っている人はどうすれば良いのだろうか?と、ふと、思いつつ読んだ。2014/09/08

ユカコ

12
うつ病について調べている過程でこういう病気があることを知りました。対人関係の困難や自分への厳しさ、頑張りすぎ。過緊張。性格や気質だと思われていたそれは、治療可能な病気の症状だった。人間的な欠陥ではない。こういう症状があると知るだけでも救われる人はいるはず。何度も読み返したい本。勉強になりました。2018/04/11

わわわわ

7
隅々まで、私がこれまで絶えず感じてきたことが書いてあったけれど、私はこの病気なんだろうか、、私は間違いなく駄目人間だし頑張れていないし、全て私の欠陥で性格上の問題なのでは、本当にないのだろうか、私の感じ方が、治療すれば治る「病気」なんだとしたら夢のようだけど、そんなの絶対に無理だと思える…と、疑いながら読むと、その疑う気持ちも「気分変調性障害の典型的な感じ方」と繰り返し書いてある。本当にそう思っていいのかな、、、第6章の、人とのコミュニケーションのとり方や考え方のお話が、具体的で参考になった。2017/09/03

天音春子

6
メルカリで購入。 安物買ったので線がいっぱい。 私はASDで欠陥人間である。 人間として不良品だ。 幼い頃は人の気持ちがわからず知的には問題がなかったため大変生きにくかった。 今も完全に人の気持ちがわかるかは疑問。 そんな人間だから自己肯定感は0。 軽度の鬱はあるのか、過眠と過食はある。 毎日疲れている。 この本の項目もほぼ当てはまる。 正直憂鬱より、通り越して死んで楽になりたいになる。 治療なんかコストかかるより、不良品の私を痛みなく処分して欲しい。 低コストだし私なんかいなくても人口が1人減るだけ。 2024/04/06

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