内容説明
著者は日本の対人関係療法の第一人者。本書は、症例・テーマ別に対人関係療法で対応していくシリーズの第一弾。
まず最初の一冊である本書では、この療法に対して最も需要の高い『うつ病』を取り上げる。病気の正しい理解と対処法を患者および家族や友人、職場の人たちなど、対人関係的な視点を中心に解説し、具体的なアドバイスを示す。うつ病を理解する書としても、対人関係療法の入門書としても手に取りやすい一冊。
目次
なぜうつ病に注目する必要があるか
うつ病を知る
うつ病の治療法
対人関係療法の考え方1―基本
対人関係療法の考え方2―四つの問題領域
対人関係療法の考え方3―悲哀
対人関係療法の考え方4―役割をめぐる不一致
対人関係療法の考え方5―役割の変化
対人関係療法の考え方6―人間関係のパターン
慢性のうつ病の治し方
うつ病の再発と回復
大切な家族がうつ病になったら
うつ病を通して成長する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
okaching
8
周りでうつ病になった人の多くが認知が極端で責任感がとても強い人。その認知の為に罪悪感をもち、頑張り、徐々にエネルギーがなくなってしまう。2017/04/09
駿ばぱ
6
土曜日にこの本の著者の水島広子先生の講演を聴きました。話を聴いても感じましたが、うつ病などの精神疾患、それから自閉などの発達障害なども含めて、対人関係療法というのは確かに有効な1アイテムだと思います。 でも認知行動療法の時にも感じましたが、話を聞いたり、本を読んだりした時には確かに有効だと思えるのに、だんだんそれをやるのが辛くなってくる。それはなぜかとつらつら感かげてみると、やはり当事者だけが意識 しただけでは十分にカバー出来ないところがあるのではないのかなと感じます。人間関係が一番ですが、それだけではな2012/01/09
Glitter
3
身近な対人関係という究極の環境を調整するための技法が 一般読者向けに分かりやすく解説されている。 影響の強い関係を集中的に手当したり、切除することでうつ病をなおす。 対人関係に焦点を絞る治療法ではあるが、重要な他者との対話によって認知も修正されていく気がする。2018/11/28
みさきどり
2
うつ病にならないと分からないことがある、そんことを教えてくれる本でした。健康な方にも、もっと多くの人達に読んでもらいたい。2018/09/15
sayanu
2
当事者の親に良い本な気がする。濃い「対人関係」がない当事者にはあまり活用できない。(一応ミッションには入っている) 当事者への話と療法の説明を行き来する感じの書き方。2018/02/20
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