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内容説明
孤高の僧侶による心の断捨離。
「世の中は余計なことであふれている」と、著者は語る。
日常生活のあちこちで私たちを待ち受ける「こだわりの罠」を、
どうすれば遠ざけて、心安らかに過ごしていけるのか。
孤高の僧侶がその作法を、本書で丁寧に解説する。
内容は「平等にこだわらない」「ルールにこだわらない」「他人の期待にこだわらない」「友の有無にこだわらない」など、実生活に簡単に取り入れることができる18項目。
悩みの原因を、「それ、どうでもいい」と言い切って、
不安のない日々を実現しよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
70
「良い子の仮面」の下に隠れる臆病な自分・・・というタイトルがあって、それは私もいつも感じていました。「~すべき」「相手に悪い」という思いはかなり強く自分を支配していて、自分の正体は「いい子ぶりっこの小心者」だと気づいたわけですが、「他人の期待」にこだわらず自然体でいきたいですね。筆者が殺生はいけないという考えから蚊やアブも殺さず、黒米に混入していたネズミの糞を食べて、腸に悪い細菌が住み着いてしまっても治療を拒否したというのを知って、それはちょっとどうなんだろうと思いましたね。2015/05/03
ぱんにゃー
58
【日曜版】 『ありがとうにこだわらない』 んんん。ドライに分析されるとキツイなぁ(笑) /正しいと思っていたこと(≒こだわり)がひっくり返る びっくり仰天な1週間でした~(^ω^)(「1からでなく基礎から」とか「かわうそのこと」とかね) いつもありがとうございます。2015/02/22
みうか
51
~すべき、~であるべき、快・不快、そういった無意識の『こだわり』から解放されましょう。この世は諸行無常であり、一つとして同じものはないし、また何一つ永遠には続かないのだから一瞬一瞬を有難いと感謝して一期一会のつもりで生きるのが良し。ただし、これらを全てマスターできるのはブッダくらいのもので著者の小池さんですら試行錯誤の日々。私もある種の『こだわり』がある人間だと自覚しているので、なるべく特定の思考に囚われずに程よく自分を俯瞰できる人間でありたいと思う。あ、『~でありたいと思う』のもやっぱり『こだわり』?2019/10/18
団塊シニア
34
不快という状態から解放されて快の状態になっても一時的で再び不快の状態になる、いかなる快もあてにならないという作者の持論は理解できる、ある意味ごちそうになれるとごちそうでなくなるのと一緒かもしれない、だからこそ私は不快から快の状態になった時こそ感謝の気持ちを持つことこそ大切だと思っている。2017/04/16
ふ~@豆板醤
33
難しい。奥が深い。結構前から小池住職の本は読んでるけど、無常を悟り物事への執着をしないことと、向上心を持って目標へ邁進することは矛盾しないのかな?ここ数年ずーっともやもやしてるかも。「所詮はやがて変化していくものに執着することで何がおこるのか」「快と不快の真ん中辺りが、心の平静を保てる場所」「精神的に静まり心が平和になるようなところにこだわる方がいい」「誰もが自分と同じ距離感でルールと接しているわけではない」2017/01/28