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内容説明
「予備力」「頑張れる範囲」を自分で想定し、更に体の能力を鍛えていく科学的方法とは。
チャレンジテストでわかる本当の「体の実力」、科学的トレーニングで余裕の登山
登山は持久力を必要とする運動に属するが、それでいて最大限に能力を発揮して取り組むことはめったにない。
大多数の登山者は、「無理のない計画」で楽しんでいるにすぎないのだ。
ところがそうした登山者も、天候の急変など不測の事態に陥ったとき、ケガや遭難など危険性が一気に増す。
だからこそ常日頃から自分の体力がどの程度のものかを知ることが重要で、また身体機能を高めることによって、結果として登山は楽になり、余裕も生まれて安全性も高まってくるのだ。
本書は、循環器系(心臓、血管)、呼吸器系(肺、気管支)、血液系(酸素輸送)、代謝・内分泌系(肝臓)、消化器系(胃腸)、神経系(脳、脊髄、感覚器)、筋骨格系(筋肉、関節)などの各臓器ごとに機能をチェック、分析・評価することによって、登山がいかに快適に続けられるかが述べられている。
それぞれの器官の構造や働きはもちろんのこと、道迷い遭難と脳、認知症との関連、生活習慣病対策と登山との関係などが多角的に考察されていて興味深い。
体力に不安をかかえている登山者、特に中高年登山者、および記録を上げたいトレイルランナーには、格好の体力指標と助言が得られるであろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
56
登山と体の各器官の関係を書いた本です。登山時における体の各器官の消耗と普段の鍛え方について、科学的に解説されています。難しいことは書いていませんし、登山をレクリエーションとして楽しむ方に向けた内容だと思います。安全に楽しく登山するための解説ですが、衛生管理者資格試験の参考書のようでもありました。2018/01/05
カナリア
10
医学的なことが多く、飛ばし読みしてしまったが、登山は激しい運動なのだと考えさせられた。2017/02/26
ぬまけん
0
C2018/08/25
templecity
0
登山と健康の本かと思ったが、体の状態を測定する方法などが紹介されている。口をつぼめて息を吐き出すのは良いかも知れない。呼吸が早くなるのは酸素が不足するのではなく、二酸化炭素が増えるからというのは初耳なので、息を止める前は大きく息を吐き出すと体の二酸化炭素を多く出すことができると聞いて納得。 2015/10/11
ケイ
0
継続する為の注意点や身体の鍛え方が盛り沢山。知らないと後々大変な事になるので知れて良かった。2018/03/07