太平洋ひとりぼっち

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太平洋ひとりぼっち

  • 著者名:堀江謙一
  • 価格 ¥1,257(本体¥1,143)
  • 舵社(2015/03発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784807211210

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内容説明

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1962年、19フィートの〈マーメイド〉で日本人初の単独太平洋横断航海に成功した堀江謙一氏が著した体験記。一人の青年が夢をかたちにするまでの航跡は、ヨットによる海外渡航が認められなかった時代における「挑戦」の記でもある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかつや

7
子どもの時に何度も繰り返し読んだ本だけど、今読んでも面白いなあ。冒険というのは、それが他人の事であっても心の沸き立つ思いがする。こういう普通の人がやらないことをやってしまう無茶な人が、人類のいろんな面をブレイクスルーさせてきたのだろう。フグを最初に食べた人とか。特に好きなのは「搭載品」という章で、子どもの時からそうだった。ヨットに積んだ物を羅列しただけなのだけど、そこに個性が出る。水を極限まで減らして軽量化を図るくせに、プラスチックは口当たりが悪いと、瀬戸物の食器を選んだりするあたりなかなか情緒的でいい。2019/05/11

人間万事塞翁が馬

5
昔、ヒッチハイクでユーラシア大陸を横断した芸人さんや、自転車(原付だったかな)で日本一周した若者とかいましたが、これは凄いっすね。ヨットで太平洋横断。しかも動力は風!知識や技術が未熟な人間がやったら、かなりの確率で行方不明になって見つからなくなってしまうんではないでしょうか。恐ろし過ぎる。でも、堀江さんの約90日間の記録はユーモアたっぷりで余裕すら感じます。 人生で一度だけ、泊まりがけの1人旅を高知までしたことがありますが、宿で寂しくなって4日で帰ってきたショボい思い出があります・・。2020/03/20

Masakiya

5
「考えるヒント」を読んだら堀江健一の名前が出てきたんで読んでみた。自然に対峙するとき人は独りの裸の人間になる。この本を読んでいる自分もそんな気分にさせられた。2015/05/27

Jiemon

5
リンドバーグが大西洋を渡ったのと同じなんだろうね。危険と挑戦を天秤にかけて (本人がそこまで危険と思ったか分からないけれど)それでもやはり、"挑戦してみたい"そこには、どうしようもない魅力、興味と功名心があったはず。 大抵の人はどこかで必ず挫折するのだけれど、堀江さんは人生の全てを賭けて出港して行ったんだと思う。 大袈裟だけれど、人類の進歩もそうした、一部の向う見ずな人達が切り開いていったもの、頭だけで考えても前に進まないことって多いと思う。彼の挑戦はそうした進歩と、皆への勇気付けで素晴らしい物であった。2012/08/16

マーク

3
29 中盤以降(出発後)ヨットの技術的な内容が多く退屈。だが誇張の少ない、真面目な内容との印象。シスコ到着直後に突然終わり、で消化不良だが、解説で一部カバーされた。 2020/11/29

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