内容説明
世界一美しい街で再会した二人。だが、愛は憎しみを超えられるのだろうか？
フィレンツェで親友に約束をすっぽかされ、ローズは途方に暮れていた。言葉もわからない異国のホテルで一人、どうすればいいのだろう？そのとき目の前に現れ、助けてくれたのは、実業家ダンテだった。だがいくら親切にされても、ローズは彼に心を開かなかった。理由があるのだ。じつは4年前、ふたりは会ったとたん激しい恋に落ち、その夜、薔薇色の将来を夢見てベッドをともにした。ところが朝が来る前に、彼は姿を消し、その後婚約者と結婚してしまった。理想の王子様の正体は、とんでもなく不実なプレイボーイだったのだ！そんなひどい人に、真実とはいえ、打ち明けられるだろうか？あなたには幼い娘がいて、私が一人で育てているのだと。
■ベテラン作家キャサリン・ジョージの、2年半ぶりの新作をお届けします。婚約者のいる身でありながら、ローズを弄び、立ち去ったダンテ。憎み続けた彼の真実の姿を知ったとき、ローズは……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃろ
8
★★★☆☆シークレットベイビーもの。頑固なイギリス人ヒロインと情熱的で家族大好きなイタリア人ヒーローの典型。読みやすく面白かった。ヒロインが時々ウジウジしてたけど、ヒーローの情熱と我慢強さで押しきられてた 2016/07/06
麻琴
3
普段ハーレクインは1冊1時間弱で読み終わってしまうけど、気に入った本は途中何度も前に戻って読み返すので時間がかかる。正にこの本はそれで4時間ぐらいかけて大切に読んだ。4年ぶりに偶然再会したヒーローとヒロイン。実はヒロインにはその時に出来た娘がいて…という典型的シークレットベビーの話。最初の最初からヒーローは熱烈なのに肝心の一言だけ言わないのでヒロインに要らぬ誤解を与えて微妙にすれ違って。ただそれだけの話なんだけど本当によかった。お気に入り。 ☆52015/08/06
麻琴
2
心が疲れてる時は気に入ってる本を読み返すのが一番安心できる。外れがないから。ヒーロー視点のモノローグはないけど、空港でヒロインを見送る場面で振り返ってくれないヒロインにショックを受けたり、行動で伝わる描写が多々あるのでヒーローの思いは読者にはかなり分かりやすい。ヒーローもヒロインの気持ちがわからなくて不安だったんだろうな。ヒーローがメロメロな話は読んでて楽しい。とはいえ、出会いの時のヒーローは倫理的にアウトだし、脅迫はいただけないし、結婚式の夜の言動は最低。☆52016/04/04
me
0
「入れ替わった恋人」のヒーローの弟の話。兄のお話のときは陽気で美青年で誰からも好かれる好青年だったのにイメージが変わった。2019/05/31
