内容説明
女を服従させるのが好みの彼が、なぜ私なんかに興味をもつの?
亡夫の虐待によるいまだ癒えぬ心の傷に苦しむマージーはある日、たった一人の肉親である妹から深刻な相談を受けた。恋人との交際をその兄キャノンに猛反対されているというのだ。“財閥の名家の次男と貧乏な娘では、身分違いも甚だしい!”と。なんて傲慢なの? 妹に泣きつかれ、彼に会うことになったマージー。だが、現れたキャノンは彼女を鋭い目で観察し、忘れたい過去の傷をえぐるような言葉を次々に浴びせかけてきた。もうやめて! 耐えきれずマージーがその場を立ち去ろうとしたとき、いきなり彼の硬い胸に引き寄せられ、耳元でささやかれた。「妹と恋人の仲を裂きたくなければ、ぼくの言うことを聞くんだ」
■『炎を消さないで』につづき、1982年に出版されたダイアナ・パーマーの秀作『浜辺のビーナス』を新訳版でお贈りします!傲慢な堅物ヒーローと悲劇的な過去を持つヒロインが繰り広げる情熱的なロマンス――唯一無二の作家の才能をご堪能ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまと
1
図書館の本ヒロインの行動がちょっと理解できなかった。急に惹かれあうヒーロー、ヒロインに違和感が。。漫画の方がすんなり読めた 2016/06/21
麻琴
1
読み始めて数ページで投げそうになった。最初のヒロインの行動が不快でその時点でヒロインに拒否反応。いかにもダイアナヒーローという暴言の数々にヒーローに拒否感。(とはいえこれは想定内)姉を誇りに思ってると言うわりに自分の都合で嘘を強要したヒロイン妹も嫌。辛うじてヒーロー母と弟だけ好感。ヒロインがどうしてヒーローが好きになれるのかが最後まで疑問。☆02015/05/21
akiyuki_1717
1
翻訳し直したのに、普通にディザイアとして出したのね。ダイアナさんがネタ切れなのか、ハーレクイン作家に問題があるのか・・・翻訳し直したとは言え、ストーリーはいつものダイアナさんで、ヒーローはちょい鬼畜です。とはいえいつものすごく年の離れた設定ではなく、ヒロインの方が未亡人という設定です。ダイアナさんのヒロインは普通に生きてきた人がいないのが不思議です。人間考え方一つでほとんどの人は平凡に生きてると思うんですけどねぇ2015/03/28