新潮文庫<br> 果心居士の幻術

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紙書籍版価格 ¥572
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新潮文庫
果心居士の幻術

  • 著者名:司馬遼太郎【著】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • 新潮社(2015/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101152233

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内容説明

超人的な力の持主であるがゆえに、戦国時代の武将たちの運命を左右しながらも、やがては恐れられ殺されていった忍者たちの不可思議な生き様を描いた「果心居士の幻術」「飛び加藤」。そのほか、日本建国の神話に題材を取った「八咫烏」から、幕末・新選組の裏面史を扱った「壬生狂言の夜」まで、歴史の中に埋もれた興味深い人物・事件の数々を掘りおこした作品集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kazi

67
短編小説集だが忍者・新撰組・日本建国神話などなテーマがばらばらでごった煮感が凄い。最初期の作品集であり、のちにトレードマークとなった余談などの独特の語り口がまだ完成していないように感じた。個人的には表題作の「果心居士の幻術」がぶっちぎりで面白かった。ここまで強力な通力を持った果心居士を忍者と呼んでよいのか?もはや怪人・神仙の粋ですな(^▽^;) 実在が疑問視される人物だが、さまざまな文献に名前が残っており歴好きの興味を引く題材だと思う。素晴らしい題材から、最高の短篇を作り出す司馬先生の技量がお見事。2020/12/10

レアル

57
短編集。幻術等といった司馬氏の小説は読んだ事はあっても「八咫烏」といった(日本書紀の神話を描くなら<それでも異色な感じもするが>司馬氏らしいと納得も出来るのだが)その神話を擬人化する物語という、こういう類の物語を初期の頃は描いておられた事にまず驚いた。そして司馬氏の描く小説の時代区域としても古く、こちらも読んでいて新鮮な感じがする。勿論話の内容が面白いのが一番良いのだが、それ以上に司馬氏の短編の中でも斬新な感じもあり、短編はあまり好みではない私でもこの作品は、お気に入りの作品の1つになりそう。2017/11/14

明智紫苑

56
表題作以外にも微妙な変人が何人か出てくるな。怪しい状況が淡々と描かれているが、最後の話が一番とんでもないかもしれないね。2017/07/25

たつや

54
6編の短編集ですが、全てが忍者のお話だと思っていたら、新撰組や神話を題材にしたものもあり、バラエティーにとんだ短編集という印象。薄いけど、面白かったです。2016/11/13

kawa

46
「怪力乱心」(山崎正和氏の解説より)の世界を描く司馬異次元ワールド。神時代の「八咫烏」、天平の「朱盗」、平安の「牛黄加持」、戦国の「果心~」・「飛び加藤」、幕末の「壬生狂言の夜」どれも独特の匂いに支配され、あちらの世界が垣間見れる秀作。手練の作家の手で映像化すると傑作が生まれるかも…。2020/09/24

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