新潮文庫<br> 梟の城

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新潮文庫
梟の城

  • 著者名:司馬遼太郎【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 新潮社(2015/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101152011

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内容説明

織田信長によって一族を惨殺された怨念と、忍者としての生きがいをかけて豊臣秀吉暗殺をねらう伊賀者、葛籠重蔵。その相弟子で、忍者の道を捨てて仕官をし、伊賀を売り、重蔵を捕えることに出世の方途を求める風間五平。戦国末期の権力争いを背景に、二人の伊賀者の対照的な生きざまを通して、かげろうのごとき忍者の実像を活写し、歴史小説に新しい時代を画した直木賞受賞作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

492
1959年に書かれた司馬遼太郎の最初の長編小説。同年に直木賞を受賞。歴史に材を採っているが、後年の司馬のものとは相当に趣が違う。織田信長による伊賀の掃討戦(天正伊賀の乱)に幕を開け、信長の死後、秀吉の時代までを描くが、主人公の葛籠重蔵は伊賀の忍者、彼と対置される伊賀を捨てた風間五平もまた、元は忍者、木さると小萩といった女性たちも、いわゆる「くの一」である。エンターテインメント小説としての古さというか、そこにはまさに「昭和」があった。ちなみに白土三平の『忍者武芸帳』が描かれたのも、全くの同時代である。2021/03/28

三代目 びあだいまおう

376
時は戦国末期、天正の乱で織田勢に一族を滅誅されし伊賀忍者の生き残り葛籠重蔵と風間五平。信長の後を奪いし秀吉の天下平定への道程、五平は伊賀を去り、重蔵は師より秀吉暗殺を請け負う!歴史の闇を暗躍する伊賀甲賀の面々と、やはり花を添える二人の女、野性的な木さると気品高き小萩。歴史の主たる人物が作品に登場するのは、600頁余を経た後の天下人秀吉のみ。忍び入る重蔵とたった二人で対面するこのシーンのための全てが序章⁉️『おなごのまこと』『忍者の哀しみ』人間と人間がかもす渦は皮肉に旋回するもの。寂寥感の余韻を誘う‼️🙇2019/05/24

遥かなる想い

161
司馬遼太郎の初期の作品。歴史上の人物を描きこむというよりも、歴史の闇に生きる二人の忍者を通して、信長・秀吉を描くという作品。2010/07/31

kazi

156
もう何度目かもわからん再読。著者は本格歴史小説の大家として名高く、難しそうという理由で敬遠している人が多いが、それは間違いである。これは安土桃山の京都を舞台にした忍者版ハードボイルド小説であり、忍者版スパイ小説。直木賞を射止めた最高の娯楽小説。司馬遼太郎を高尚な作家扱いするのはもうやめれ。この作家の素晴らしさは庶民が楽しめるエンターテイメント性の高さにあると私は思う。2018/10/08

抹茶モナカ

153
美しい男の生き方を描く。忍者の心の動きを描く筆致も見事。木さるが少しかわいそう。忍者を描いた娯楽小説の先駆けの作品らしく、そういう文学的価値でも読み継がれて行くであろう、と思う。男性のための小説なんだ、と思う。2013/08/24

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