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内容説明
部下が10人いたら、2人は自分と志を同じくしてくれるが、6人はふつうで、あとの2人は自分の意に反するものだ。それでも仕事は立派にできるからよしとすべし――あの人徳あふれる松下幸之助でさえ、すべての部下が賛同してくれるわけではなかった。それでも、部下を信頼し、思い切って仕事を任せることで、多くの事業はうまくいった。「人使いの名人」と言われた松下幸之助は、こうして人をあるがままに見、個性を活かすことで事業を拡大していったのである。本書はそうした著者が、60年近い経験のなかで培った人の使い方、人事のコツなどをエピソードとともに紹介するもの。まさに「事業は人なり」で、企業を発展させるのは技術でも製品でもなく、人であることを説得力をもって教えてくれる。会社の使命とは人を求め、育て、活かすこと。そのために、なすべきこととは何か。経営者、管理職、チームリーダー、人事担当者、必読の一冊である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふぇるけん
7
松下氏の特に経営の人間的側面に着目した一冊。私企業であっても、社会になんらかの発展や利益をもたらしているのであれば、それは公企業と考えられる。上司は心配を引き受ける係。2015/04/23
YJ
6
面白かった。社長は心配引き受け所。部下が10人いたら、2人は自分と志を同じくしてくれるが、6人はふつうで、あとの2人は自分の意に反するものだ。2017/01/26
tkokon
4
【熱意】◯何よりも大切なことは、君が経営というものに一番熱心であるということだ。知識、才能では負けてもいい。◯社長は”方向指示器つきお茶くみ業”である。◯小さな失敗は叱る。大きな失敗は同情する(大きな失敗は一生懸命の結果である)◯私にいささかなりとも功績があるとすれば、「衆知を集めてやらなくてはいけない」ということをつねに考え、心がけてきたことであろう。●改めて読むと、背筋の伸びる言葉がたくさん。「自分の受け持つ範囲に誰よりも熱心であれ」背筋が伸びる。(Kindle)2016/11/26
さーふアザラシ
3
事業者としての心得。従業員をいかに主体的に取り組み発展させるかは事業の成否にかかわる。事業規模によって目線がかわる。よけいな知識はふようなバイアスになる。人の意見を聞くことの重要性をとく。試行錯誤した経験則を成功者がかたった本です。秀逸でした。2018/08/11
おせきはん
2
「人間の心は孫悟空の如意棒のように伸縮自在、大きくも小さくもなる。要はその人の心のもち方次第」という言葉に、はっとさせられました。関西電力の太田垣士郎社長(当時)が、「社長、それはできません」という重役に、「君がやれないというのならしかたがない。私がやろう。・・しかし、社長が直接やるとなれば、労務担当の重役はいらなくなる。だから、君にはやめてもらうが、それでもいいか」と言われたというエピソードからは、仕事に真剣に向き合う心の大切さを学びました。「社長は心配引き受け所」というのも、なるほどと思いました。2015/09/24
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