- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
研究にあたって、中国国家発展改革委員会総合運輸研究所、エネルギー研究所、上海社会科学研究院など、中国の主だった研究機関にインタビューを実施。これにより、中国政府の経済戦略、中国自動車産業と市場の現状、交通渋滞や排気ガス汚染といった環境問題など、中国が抱える課題を詳細に考察した。
研究者のみならず、実際に中国で事業展開している自動車関連メーカーも執筆に参加。生産現場、中国市場により近い観点で、日本企業の立ち位置、日本企業の課題、日本企業の今後とるべき戦略などを考察している。
ポイントとしては
(1)モジュール化が進行しており、部品製造、組み立て工程での利幅は減少しているので、利幅のよいアフターマーケットを意識した戦略が必要。
(2)日系中小部品メーカーは、技術力を生かし、欧米メーカーや華僑企業と提携し、経営リスクを軽減すべき。
(3)ここ5~10年については、環境技術の開発が重要。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
29
国家戦略に基づく土台作りから攻勢への変遷。日本を含めた外国企業と、中国政府の持ちつ持たれつの関係と密接にリンク。高度成長期の日本台頭のアプローチとの差異は少ない印象。興味深いのは、やはり「吉利」。地固めからM&Aによる飛躍。敢えて自社カラーを出さない点も戦略。無論、その視線は国内から海外。一方、その外国企業。バランスとスピード。加えて”引き際”が求められる気がする。一党独裁の政治の齎す市場は、常にリスクと背中合わせ・・・。2015/06/28
☆ツイテル☆
2
フライヤー2021/12/03
Akira Kasuga
1
すごく分かり易い内容。1年ほど前の発行で、古くないのが良い。中国カーメーカーの生い立ちがよく分かった。2015/11/15
千田義則
0
【目次】(序章)中国の風土と自動車産業の特質・(第1章)経済成長と自動車市場の発展・(第2章)中国の自動車産業政策の変遷・(第3章)中国自動車市場における外資系自動車メーカーの戦略ーVW,GM,現代自動車を中心としてー・(第4章)中国地場自動車メーカーのキャッチアップと課題・(第5章)日系自動車部品メーカーの現状と今後の課題・(第6章)自動車産業の発展と過剰設備の問題・(第7章)自動車産業の発展を制約する環境汚染問題・(第8章)中国自動車産業の将来像・(結論)日系自動車メーカの中国戦略への提言2015/09/07
きゃすばるニイヤン
0
静岡県内にある自動車関連会社のための著書と記されている。2015年と少し時は経っているが、深い洞察ゆえその時間を感じさせない内容であった。中国の自動車環境のちしきを得たくスタートアップとして借用したが、体系的に整理され深い知識を得た。小気味よい分調で読みやすく、おすすめの一冊です2021/10/10
-
- 電子書籍
- 株は1年に2回だけ売買する人がいちばん…
-
- 和書
- 牧師とは何か