日系自動車メーカーの中国戦略

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日系自動車メーカーの中国戦略

  • 著者名:柯隆【編著】
  • 価格 ¥2,178(本体¥1,980)
  • 東洋経済新報社(2015/03発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492762172

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内容説明

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研究にあたって、中国国家発展改革委員会総合運輸研究所、エネルギー研究所、上海社会科学研究院など、中国の主だった研究機関にインタビューを実施。これにより、中国政府の経済戦略、中国自動車産業と市場の現状、交通渋滞や排気ガス汚染といった環境問題など、中国が抱える課題を詳細に考察した。
研究者のみならず、実際に中国で事業展開している自動車関連メーカーも執筆に参加。生産現場、中国市場により近い観点で、日本企業の立ち位置、日本企業の課題、日本企業の今後とるべき戦略などを考察している。

ポイントとしては
(1)モジュール化が進行しており、部品製造、組み立て工程での利幅は減少しているので、利幅のよいアフターマーケットを意識した戦略が必要。
(2)日系中小部品メーカーは、技術力を生かし、欧米メーカーや華僑企業と提携し、経営リスクを軽減すべき。
(3)ここ5~10年については、環境技術の開発が重要。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

29
国家戦略に基づく土台作りから攻勢への変遷。日本を含めた外国企業と、中国政府の持ちつ持たれつの関係と密接にリンク。高度成長期の日本台頭のアプローチとの差異は少ない印象。興味深いのは、やはり「吉利」。地固めからM&Aによる飛躍。敢えて自社カラーを出さない点も戦略。無論、その視線は国内から海外。一方、その外国企業。バランスとスピード。加えて”引き際”が求められる気がする。一党独裁の政治の齎す市場は、常にリスクと背中合わせ・・・。2015/06/28

☆ツイテル☆

2
フライヤー2021/12/03

Akira Kasuga

1
すごく分かり易い内容。1年ほど前の発行で、古くないのが良い。中国カーメーカーの生い立ちがよく分かった。2015/11/15

千田義則

0
【目次】(序章)中国の風土と自動車産業の特質・(第1章)経済成長と自動車市場の発展・(第2章)中国の自動車産業政策の変遷・(第3章)中国自動車市場における外資系自動車メーカーの戦略ーVW,GM,現代自動車を中心としてー・(第4章)中国地場自動車メーカーのキャッチアップと課題・(第5章)日系自動車部品メーカーの現状と今後の課題・(第6章)自動車産業の発展と過剰設備の問題・(第7章)自動車産業の発展を制約する環境汚染問題・(第8章)中国自動車産業の将来像・(結論)日系自動車メーカの中国戦略への提言2015/09/07

きゃすばるニイヤン

0
静岡県内にある自動車関連会社のための著書と記されている。2015年と少し時は経っているが、深い洞察ゆえその時間を感じさせない内容であった。中国の自動車環境のちしきを得たくスタートアップとして借用したが、体系的に整理され深い知識を得た。小気味よい分調で読みやすく、おすすめの一冊です2021/10/10

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