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内容説明
海を渡り北方世界と日本を繋ぐ大交易民族としてのアイヌ。中国王朝と戦うアイヌ。従来のステレオタイプを覆し、ダイナミックに外の世界と繋がった「海のノマド」としてのアイヌ像を様々なトピックから提示する。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
117
「アイヌ人」について、考古学・歴史学的側面から、その姿を紹介しようと言う本である。シベリア・樺太・千島までをその活動範囲として、様々な交流を行っていたアイヌの姿は実にダイナミックなものである。然しながら文献史料など無いも同然、やたらと推論が多いのは仕方がないかもしれない。2023/01/09
あすなろ
102
あまり構えずに、と著者が言うアイヌ学入門。僕は、全くアイヌに関し無知であった。その意味で、この本により刮目された。まずもって驚きなのは、1899年〜1997年まであった、北海道旧土人保護法という法の名前。これが改正されることなく、ついこの間迄存在していたことが、僕だけでなく、皆が無知なことの証左。後に述べるが、非常に勉強になった本となった。流し読みでも一度読んでみると良いであろう一冊。2016/09/19
とくけんちょ
64
アイヌのことを少し興味があって読んでみました。日本という島国、異なるものは同化するか、排除するか。そういうことではなかったんだろう。協調、できることならそうじゃないか。みんな地球人、そんなことは言うつもりはないが、これもあれも歴史の流れ。言語、口述、どれほどのものが失われてきたか。2020/07/25
saga
62
アイヌのことを知りたくて、その時の気持ちが「入門」という書名に惹かれて購入。独自の言語体系と祭祀、習俗を持つ民族でありながら、北海道に定住していたために江戸時代以降、本土からの移民に謂れなき差別を受けた。しかし、樺太や千島列島への民族的な広がりと、青森を含め本土とも交易や文化交流の史料が残り、アイヌ研究の面白さを感じた。今度はアイヌ語に特化した入門書が読みたくなった。2021/12/03
AICHAN
61
図書館本。著者は考古学者。アイヌ民族の謎と取り組んでいる。アイヌ民族は縄文人の子孫だと思われる。しかし、和人、オホーツク人との交配により独特の文化を築いた。日本の鎌倉時代ころから現在に直接続くアイヌ文化時代に入る。それ以降、アイヌ民族は変化しなかったという見方がされてきた。しかし著者は、それ以前からもアイヌ民族は各地との交易を通して文化を変遷させてきたという。アイヌ民族に対する見方が変わる本。2018/12/21
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