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内容説明
グローバル展開の戦略と秘密を大公開! 世界中の美容師や理容師から愛用されている鋏、世界20ヵ国以上に輸出されているニッパー、小惑星探査機「はやぶさ」や東京スカイツリーにも使われているばね、新幹線の車輪をつくる工作機械、紙幣印刷機の重要部品など、中小製造業24社の戦略と技術を明かす。中小企業の再生こそが、日本経済の大復活と地方創生のカギとなる。これが日本の底力だ! (講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
niisun
14
日本の中小企業でも世界に冠たると言えるのは、町工場系が多いんだなぁ~と思いましたねぇ。第三次産業に属する身としては、サービス業ももっと頑張らないと!と思います。 ただ、興味深い本ではありましたが、ここ最近、この手の題材(日本の職人や企業讚美)を扱うTV番組が多いので、若干食傷気味になってしまってますねぇ。2015/05/01
ヒダン
12
この分野なら世界一と自負する技術力を武器に円の切り下げやリーマンショックを小回りを利かせて凌ぎ切った中小企業を紹介している。世界に冠たるという題名の通り、輸出で稼いでいたり、国内より海外で評判の高い企業を集めたようだ。他の会社では作れないから、大企業に対しても対等に交渉して自社を守ることができる。難題に向き合い続けることで技術的なブレークスルーが生まれて、次のビジネスに繋がる。精度をチェックする機械を自前で持つことや一人で全工程やるなど、社員のモチベーションを上げるような方法論における工夫も印象的でした。2015/08/31
読書実践家
10
日本の中小企業の底力が分かる本。ロボットや炭素繊維、自動車部品など、緻密で正確な技術が結集されている日本の産業分野。相次いで輩出されるノーベル賞受賞者は、日本の科学技術の証左ではないか。ナノ単位の超精密鏡面加工技術の話も登場する。2016/03/19
トッポ64
7
会社の規模は小さくとも、日本の中小企業が世界を相手にどのように事業展開を行い、成功してきたかを紹介する本書。成功企業に共通するのは、大企業が手を出せないニッチ分野において、専門性の高い技術やノウハウを有した少数精鋭の職人がいることである。日本の強みである製造業を支えているのはこうした中小企業である。こうした企業でも経営者の高齢化などでやむなく廃業に追い込まれる場合も多く、日本の中小企業数は年々減少し続けているが、その技術やノウハウが引き継がれないことは、日本経済にとって大きな損失だと改めて感じた。2017/11/03
みさと
5
世界のトップシェアを獲得している日本の中小企業24社を紹介。他の企業では生産できない唯一無二の技術力を誇る企業の特徴。生産・開発現場第一主義を取り管理部門は置かない、値引き競争はしない、値引きを無理強いする大企業の系列には入らず独立を保つ、接待営業はしない、大量注文ではなく個別少量生産に対応、社員を大切にしリストラはしない、社員の8割が女性、他社と同じことはしないetc右へ倣えの横並び日本社会で、独自の地位を築いて世界を相手に個で勝負する逞しさを磨き続けた地方中小企業のあり方にこそ、個人と社会は学ぶべき。2022/01/04
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