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内容説明
マーケット・デザインとは、より良い制度・ルールの設計・改革を行う経済学の最先端分野である。結婚、就職、学校選択、臓器移植……。この世界には市場メカニズムが利用できない問題が数多くある。基礎となる市場理論やゲーム理論などを解説したうえで、グーグルなどもその研究と実践に取り組むマーケット・デザインの最新成果をその課題とともに具体的に紹介する。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
44
この分野についてはまだ新しい経済学の分野なのですが、2012年にノーベル経済学賞を受賞しています。ゲーム理論の一部と考えられますが、マッチングという医療分野での応用や選択理論ということでの活用も考えられます。ちくま新書の坂井さんの本が理論中心であるのに対して、この本はもう少し現実の応用的な面を補ってくれています。ゲーム理論や行動経済学の一分野として今後はかなり現実の解を求めるという意味で重要になると思われます。2015/05/12
takao
2
ふむ2023/11/07
ソーシャ
2
マーケットデザインを研究している実験経済学者が、マーケットデザインの理論を詳しく紹介した本。坂井先生の新書と比べると、理論的な面や理論上の結果と実験結果との違いなどについて触れられており、またオークションの理論に重点が置かれています。冒頭のミクロ経済学の知識のおさらいとかはある程度の知識がないときついかもしれません。オークションの理論について詳しく知りたい人はこちらがおすすめです。(一方マッチングについては坂井先生の新書のほうが詳しいです)2015/03/10
さわでぃ
1
オークションやマッチングの仕組み、それが実現・改善する経済的効用などがよく理解できる。システムのデザイン自体はゲーム理論に近いが、人間の行動(いじわる、後悔、駆け落ち、談合)などを考慮すると必ずしも実験室での想定通りにはいかないことを、現実の実験を通して改善していくという工学的アプローチに感心。2020/06/21
monado
0
単にアルゴリズムの紹介だけでなく、現場に落とし込んだ時の問題点などの実証例に関しても言及があり、坂井本と補完財になっている。 アルゴリズム的な説明は坂井本の方が分かりやすかった。順番的には本書を後に読むほうが読み進めやすいだろう。2015/09/06
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