内容説明
先輩と時を過ごすようになって半年。母が末期がんであることを知らされる。心配し、ボクの面倒を見てくれる先輩。そんな先輩とボクの前に怪異は次々と現れる。母を見舞う病院で、ボクら奇怪なものを目にする。それは、病室から頭を出し入れする奇妙な男--(出入りする男)母の着替えを取りに戻った我が家には、あるものが繁殖していた--(シデムシ)一人暮らしを始めるボク。安さに引かれて墓地の前の古いアパートを借りるも、その晩から奇妙な出来事が--(墓地の前の家)試験に終われ、深夜の自販機にコーヒーを買いに行っただけのボク。だが、ボクが迷い込んだのは……--(真夜中の自販機)BL×ホラーの怪談耳袋の2作目『明』。進む恐怖。決まる覚悟。--ボクは先輩の目を見つめて言いました。「キスとはこういうものです」--