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内容説明
日本人が「ヨーロッパ」という言葉からイメージするものは、ロンドンの古い街並みや芸術の都パリ、ローマの遺跡、ドイツの古城などだろう。しかし実際のヨーロッパは、北は北極圏から南は地中海、西のポルトガルから東のロシアまで広大な範囲に、多種多様な民族や言語、宗教が混在するカオスのような地域なのだ。本書では、「一昨年までビールはソフトドリンクだったロシア」「名字がないのに祖先をたどれるアイスランド人」「年収の3割もクリスマスに使うスペイン人」「ケチだが寄付金は惜しまないオランダ人」「夜ふかしなのに早起きなポーランド人」「ギリシャ人は世界で最も絶倫!?」など、日本人がびっくりするようなリアルな各国の国民気質を徹底紹介。日本人との意外な共通点もみえてくるかも!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずぼう
28
面白かった。ウクライナ人は、けっして従順ではなく、イヤなことはイヤとハッキリ言う性格とのこと。ウ~ン、当たっているみたい。巻末のヨーロッパ人が集まってパーティしたら、も面白い。2022/12/10
JACK
15
◎ 古代文明から始まるヨーロッパの歴史と、それぞれの国の文化や国民性を細かく紹介している本。地形、気候、人種、言語、宗教、戦争などの条件でこれだけバリエーションに富んだ国が出来上がるのは、実に興味深い。陸続きの隣国でも全然違うんですよね。話のタネに持ってこいの軽く読める本です。2015/01/26
めえめえ
12
ヨーロッパ限定なので読みやすかった。ウィーン市民が京都人に似ているというのは笑える(プライド高い、言っていることと腹の中は違う!)北欧の人は似たり寄ったりだった。バルカン半島の国々はクロアチア以外は行きたいとは思わない。日本から見たら似たような民族の国々と思っても。各国の人たちは自分の国に誇りを持っていて、お隣さんとは違う!というプライドがあるのですね。2016/10/10
Kumisuke92
11
一気にヨーロッパ各国の国民性が見られて面白かった。もともとのオリジンに加え気候や歴史が国民性を形成していくのだろう。北方のゲルマン系民族は『アリとキリギリス』で言うアリにならざるを得ない。長い冬に向けてきちんと計画し、それを実行するという性格が出来上がった。食にこだわらないのも、土地の貧しさからくるものなのかもしれない。そんな共通性の中に、北海に面したヴァイキングカルチャーのノルウェー、ロシアとスウェーデンに蹂躙され強かさを身につけたフィンランド、最も慎重で計画的なスウェーデンといった違いも垣間見れた。2016/09/19
Christena
8
1国の国民の特徴を、数ページの説明で一括りに語るのも乱暴だが、ちょっとしたスキマ時間に気晴らしに読むには楽しい。2017/07/22