内容説明
人生においても、仕事においても、成功するための哲学を説いた普遍のロングセラーが座右の書にぴったりの趣になって登場。「人間とは何か」「人生とはいかにあるべきか」「人間として何が正しいのか」……人間としての本質は、洋の東西を問わず同じはずであると考える著者。本書は、京セラが1990年に買収したアメリカの電子部品メーカーAVX社の幹部との勉強会をペースに、著者の経営哲学を平易に語ったもの。当初は、著者の考えに否定的だったアメリカ人たちだが、やがて著者の経営哲学を理解し、経営に活かすようになる。その結果、AVX社の業績は飛躍的に伸び、95年にはニューヨーク株式市場に再上場を果たす。すなわち、「人間として正しいことを追求すれば、人間は自ずと成功する」という著者の哲学がアメリカでも実証されたのである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかぴ
32
誤魔化さない。誠実に。分け与える。困難に立ち向かう。箇条書きをしたが会社員としてではなく人間として実り有る人生を送るのに必要な事が書かれている。生きることに諦めたり逃げたくなった時に読み返すと、きっともっと胸に刺さるであろう。家族を持って覚悟を持ってはいるが、経営者になると個人の家族だけではなく会社員全員の幸せを預かることは分かった。日々精進していきます。どうもありがとうございました。2020/11/01
森林・米・畑
20
稲盛さんのパワーを浴びるような感じで読んだ。力が勇気が湧いてくる。PASSIONとは「成功への情熱」、そして頭文字を取った下記が成功への七箇条。Profit(利益)、Ambition(願望)、Sincerity(誠実さ)、Strength(真の強さ)、Innovation(創意工夫)、Optimism(積極思考)、Never Give Up (決してあきらめない)とある。2022/09/19
よしひろ
11
稲盛和夫の名言集といっていい。ポジティブで元気が湧いてくる。「常識の呪縛を解き放て」「土俵の真ん中で相撲をとれ」「大胆にして細心であれ」など独自の経営哲学に則った本質を突く言葉が次々と出てくる。情熱が困難に打ち勝つのだと思った。一代で京セラを創り上げた稲盛氏は壮絶な困難と格闘してきていると思う。夢を持って生きることの大切さを再認識した。2015/08/27
Automne
8
大谷翔平の愛読書ということで手に取った。経営哲学/ビジネスモチベーションの書としてよく出来ている。 2Pごとにひとつのトピックなので軽く読み返すことができ、装丁も綺麗なので読んでてわくわくもできる良書です◎2023/08/04
めかぶこんぶ
8
某証券会社社長の座右の書としても紹介されていた一冊。生き方や働き方といった視点に加えて、特に経営者としてどうあるべきか、という稲盛氏の考え方がまとめられている。1つ1つは短くまとめられており、ポイントがしっかり抑えられている様に思う。手元に置いて、何度も読み返したい一冊。人生の結果=考え方x熱意x能力。PASSION. Profit, Ambition, Sincerity, Strength, Innovation, Optimism, Never give up.2022/11/07