内容説明
【集英社オレンジ文庫創刊!】真実は、絵の中に。呪いの絵画をめぐる美術ミステリー! 英国で図像学(イコノグラフィー)を学んだ千景は祖母の営む『異人館画廊』で暮らしている。ブロンズィーノの贋作の噂を聞いた千景と幼馴染みの透磨は高級画廊プラチナ・ミューズの展覧会に潜入するが怪しい絵は見つからなかった。が、ある収集家が所持していた呪いの絵画が、展覧会で見た絵とタッチが似ていることに気づく。しかも鑑定を依頼してきたのが透磨の元恋人らしいと知って!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ももたろう
249
このジレジレ感クセになるな~!透磨は言葉の使い方がヘタ。「不愉快」→「心配、大切」なのよね。言われた千景は怒っちゃうけど千景に言われると喜んでるという…イヤ~彼、全然器用じゃないでしょ。自分の価値をわかってないから透磨に「目の毒」「あなたの価値がわかる人間は僕のほかにはいない」「大切にできるのも僕だけ」と、すごい口説き文句を言われてるのに千景には伝わらないのよねぇ。不器用な透磨が気の毒になってくる。「波打つ髪はラファエロ、透き通る肌はフェルメール…」こんなに美しいのに無自覚だからヤキモキしちゃうだろうな。2015/09/07
葉月たまの
163
1巻だと思って買ったら2巻だった><。道理でところどころ話についていけないところが出てきたはず><。それでも面白かったよー♪。1巻と3巻も買おう~♪。2015/09/22
ひめありす@灯れ松明の火
133
図像学は絵画に隠された暗号を読み取る学問。悪い印象ばかり持ってしまうのは私の性格が捻くれているから?それとも私が曲がった考え方だから、絵画も穿った見方しかできないの?もう少し大人だったらあなたの暗号も解けるのかしら。「あなたの価値がわかる人間は、僕しかいないと思った」なら私に価値はないの?偽物の気持ち、偽物の絵画。本当の気持ち、本物の絵画。穢す事も生かす事も出来るの。目の毒なら目の前から消えてあげるわよ!だけどこのチケットに込められた暗号は「ごめんなさい。仲直りしましょう」って。少しだけ信じていいのよね?2015/06/27
よっち
117
ブロンズィーノの贋作の噂を聞いた千景と透磨は高級画廊プラチナミューズの展覧会に潜入。贋作は見つからなかったものの透磨の元恋人が似たタッチの絵画の鑑定に訪れる第二弾。自分でも好ましいと思ってしまうような透磨の元恋人の出現に心揺れる千景。贋作の噂を探っていく中で明らかになってゆく複雑な人間関係。臆病で慎重な二人の距離感に複雑な事情も絡んで言葉が足りていない状態が続いていて、お互い気になっているのにうまく噛み合わない感じがとてももどかしかったです。きちんと向き合えるようになるにはもう少し時間が必要なんですかね。2016/09/08
紅葉
115
シリーズの2巻です。読み始めたら前回の話しを忘れてる事がちらほら。ざっと1巻を読み直しちゃいました。今回は贋作がメイン。ミステリー的には難しくないけど面白くて一気読みでした♪千景と透磨、二人とも不器用な上に素直じゃないからホントじれったい!まあ、そこが良かったりもするんだけど…♪千景の過去の事件がすごく気になります。カゲロウさんの事も気になるし、続編を早めにお願いします!!出てくる絵画、どんな絵なのか見てみたいな…2015/03/25
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