心を癒す禅の教え

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価

心を癒す禅の教え

  • 著者名:嶺興嶽【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 特価 ¥385(本体¥350)
  • SBクリエイティブ(2015/03発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797380279

ファイル: /

内容説明

がんばらず、今できることをやればいい。日本最大の禅寺・妙心寺。京都市右京区に約10万坪もの広大な境内を構える、臨済宗妙心寺派全国3400寺の頂点となる大本山だ。著者はその最高幹部「管長」を務める。「雲水」と呼ばれる修行僧たちは朝4時に起床し、坐禅を組む。月に1度、1週間くらいは「接心(せっしん)」と呼ぶ修行のため朝3時に起床。たとえば、12月の接心は布団に入らず坐禅を組んだままで寝る。そして朝と夕方、僧侶が修行僧一人ひとりに「無とは何か」など考案(問答)を出す。雲水は坐禅を組んで実際に「無」の境地を感じる修行を重ね答えを見つける――。私たちの生活は、ストレス、悩み、不安、怒りなど負の感情が尽きることはない。そんな感情が今ある力を存分に発揮できないブレーキ役となっている。そのブレーキを外し、もっと軽快に前進できる方法がある。それこそが坐禅、そして、禅の教えだ。本書では、自分の心を客観的に見つめ直し、心の落ち着きを得ることによって、今ある力を最大化する禅の手法を説く。坐禅によって心が落ち着くのは、坐禅が何かの力をつけるものではなく、余計なものを「捨てる」ことができるから。自分自身の考えや心を狭くしている、こだわりやプライドなどを一切捨てることで、今ある力を最大限に発揮できるようになる。坐禅を始める人向けに、基本となる姿勢や呼吸の方法なども、イラストを交えて具体的に説明する。「座るときは、胸を軽く開くような感じにする」「呼吸は、細く、長くを意識して」「目をつむって、風の音や鳥のさえずりなどが聞こえてくるようにする」などといった具合だ。特別な体力や準備、心構えもいらず、誰にでもできる座禅の効能を説く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TSUBASA

17
臨済宗最大の禅寺である妙心寺の住職である著者が禅の教えをしたためた一冊。禅の教えとは言葉や文字によって伝えられるものではなく体感するものとのことで、いわゆる正当な「教え」というものが書かれているわけではなくて、住職の考え方や雲水(修行僧)を見る上で心がけていることや思った事等が多く書かれている。なかなか禅宗で説かれるような境地にたどり着くのは難しいと思うけども、「見返りを求めない」とか「逆境を乗り越えよ」といったことは常に心得ておきたい。最近集中力が切れやすいので定期的に坐禅でも組んでみようかしらん。2015/05/09

ぐんまくん。

2
とても易しく、丁寧な文章に、読んでいると気持ちが落ち着く感じがある。 少しでも意識を変える、広げることで、人生が変わるかもしれないと感じさせてくれた。2022/09/24

くらーく

0
まあ、お茶でも飲んでいきなさい。そう言える老人になりたいですな。いろんな意味で。 2015/09/19

埼玉マリンジェット

0
禅宗、臨済宗の老師の著者が、禅の勧め、生き方の提言を行う本書。弟子には厳しく指導しているそうだが、優しいその文体からして、威圧的でなく、愛情を持って鍛えてるんだなというのが見える。人徳かと思う。普通にいいことだと思っても、そういう見返りを期待するような行動は良くないと諭されることが何度も。私もまだまだです。2015/04/01

ぶた

0
あんまり共感できんかった。 綺麗事ばっかりで、年配の方の考え方って感じ。 福の神と貧乏神のたとえ話は、ひねくれ者の俺には響かんかった。 2人セットでもプラマイゼロやし、2人帰ってもプラマイゼロやん。別に損してへん。 ただ、禅僧?雲水?の作法は勉強になった。 畳の縁が痛みやすいのは知ってたけど、門とかも扉の開け閉めがしづらくなるってのは考えたことなかった。 今度から気にしていこう。 あと、音を出さずにゆっくり動くことは意識したい。2022/12/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9331637
  • ご注意事項