内容説明
ブリューゲル研究・ルネサンス美術史研究の第一人者・森洋子氏の初めての本格的アートエッセイ集。主としてブリューゲルやフランドル絵画にかんするさまざまな経験や発見のエピソードを披露しつつ、美術研究をつうじての人との出会いや交流を率直な筆致で語る。図版も豊富に収録。
目次
第Ⅰ部 ブリューゲルに魅せられて
第Ⅱ部 イメージの舞台裏
第Ⅲ部 研究を通じての出会い
第Ⅳ部 あすへの話題――わたしの研究余滴
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
308
著者の森洋子氏は、日本におけるブリューゲル研究の権威。本書は、ブリューゲルの研究史を踏まえた極めて網羅的なもので、著者のこれまでのブリューゲル研究の集大成のごとき観を呈している。発表媒体や時期が様々であるため、純然たる研究論文から軽やかなエッセイまでを含んでいる。中でも「イカロスの墜落」の項などは実にスリリングであるし、「ブリューゲルと民衆の笑い」では笑いをめぐる文化史的、哲学的な論が展開される。読むに際しては、しばらくはブリューゲル研究を離れたくなるほどブリューゲル漬けになる覚悟が必要。2023/02/24
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