内容説明
沖縄出身の写真家比嘉康雄、比嘉豊光らはもちろん、本土の写真家で戦後沖縄を撮りつづけた東松照明、中平卓馬にも照準をあわせ、オキナワ写真シーンを挑発する。来たるべきオキナワン・クリティーク。
目次
道化と遡行、あるいは際に立つことの哀しみ――比嘉康雄
ラディカルな〈風景〉の思想――比嘉豊光
〈小さき者たち〉の黙示力――平敷兼七・内視する眼
〈パイ〉の風の共和国――平良孝七の螺旋
交叉するまなざしの近傍で――平良孝七・比嘉康雄・伊志嶺隆、その不在とともに
限りなく零度の近くで――東松照明と沖縄
眼の回帰線――中平卓馬
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